2025
桜漬けと呼ばれる食べ物があります。八重桜の花びらを塩漬けにしたものです。大根や蕪などを赤酢漬けにして、ピンク色に染めた漬物を指すこともあります。桜は、日本人にとって特別な樹木です。最も好んでいる花と言っても過言ではありません。桜漬けに湯を注いだ桜湯は慶事に振る舞う風習があり、縁起物として扱われます。つぼみや七分咲きの花弁を使うのですが、浸すことで花開くのが目出度いと考えたのでしょう。緑茶は透明感が足りず、茶を濁すのイメージから避けられたのも一因です。一方で江戸時代の初期に、桜が不吉な存在とされたこともあります。これは満開の桜が急激に色褪せ、後は散るだけだからです。何事も解釈次第の一例と言えます。また桜漬けはおにぎりや和菓子の風味付けにも使われます。慣れ親しんでいるのはあんぱんかと思われます。桜葉で包む桜餅もお馴染みです。二月頃になると、いかにも旬ですよみたいな顔をして桜関係の菓子が並びます。しかし開花が三月としても、回収と加工を考えたら最速で四月くらいのはずなのです。これを野暮とするか、風情が失われつつある証とするかは、皆様方に委ねます。
(・ω・) 梅も実が成るのは梅雨時のはずなんだが
【バラバラに行動されるより監視しやすい】
黒:四凶に我ら三龍を加え、七凶となろう。
赤:けけこ。
黄:なりふり構ってないんだよぉ。
セ:ですから、私を数に入れないで頂きたいと。
黄:この場合は本人の意向とかどうでもよくて、
一纏めに厄介払いしたいんだよぉ。
【普通に考えて面倒だからな】
窮:私にそんな権限無いっていうか、
そもそも四凶の上司って誰になるの。
朱:リーダーは居ないんですか~。
窮:押し付けあった結果、有耶無耶になったらしい。
白:そういうグダグダなところが、
実に悪党集団って感じがする。
【連絡手段に関わらず大体は繋がる】
窮:困った時は青龍だね。
黄:安直極まりないけど肯定せざるを得ないんだよぉ。
窮:『何ら益の無い話なので却下です』だって。
白:凄まじい返答速度。
朱:どんな風に通信アプリを使っているのか、
良く分かってなかったりします~。
【いっそ好意的な風説の方がダメージ大きそう】
窮:今回は縁が無かったってことで。
黄:清々しいまでの社交辞令なんだよぉ。
黒:おのれ、こうなったら悪評をバラまいてくれる。
白:器が小さすぎて逆に面白い。
窮:初代の四凶は悪逆だったから追い出されたって、
言っちゃダメな感じなのかな。
黄龍ちゃん世界では、五龍、四神、四凶、三貴子などは、最初からこの数字で動くことはありません。しかし史実では足されたり引かれた過去があってもおかしくないでしょう。四神に関しては青龍が半ば意地で欠員を出さないようにしていますけど、ロボの玄武を認めるのは割と血迷ってる感があります。
PR
2025
ウレタンと呼ばれる素材があります。ポリウレタンの総称として使われるのが一般的です。化学的には、ウレタン結合で数珠つなぎになっている共通点があります。プラスチックの一種に分類されますが、ウレタン自身も化学式や加工法で細分化されています。語る上で外せないのは、フォームです。この場合は泡を意味していて、発泡させることで硬度、柔軟性、反発性を調節します。軟質フォーム、半硬質フォーム、硬質フォームに大分され、クッションや断熱材が主な活躍場所です。一方で泡立てないウレタンは非フォームと称されます。弾力性と強度を併せ持つものはウレタンゴムの名で近い使われ方をします。他にも滑らかで防水性に富んだ性質だと、合成繊維や人工皮など衣類で見掛けることがあるでしょう。とても利便性が高いものの、原料であるイソシアネートがアレルギーを引き起こすリスクもあります。とはいえ現代は大アレルギー時代で、何もない人の方が珍しいかも知れません。目や鼻のムズ痒さ、発疹、消化器の不調と症状は様々ですが、地味に原因の特定が困難なところはありますよね。
(・ω・) 天然ゴムのラテックスアレルギーの方がメジャーかも
【ネコ科なんて似たようなものだろう】
朱:フェンリルさんから見て、
御二方はどのような子虎でしたか~。
フ:良く遊び、良く食べ、良く寝る、
何処にでも居る子供でしたよ。
黄:なんかふわっとしてるんだよぉ。
白:父親に対して言うのもアレだけど、
うろ憶えだから無難な返答してる気がする。
【少なくても水泳技術は役立ってる】
朱:ヘルさんはどうでしょう~。
ヘ:何を教えても倍は掛かる問題児だ。
窮:虎に芸を仕込むことが間違いだとは思わない。
白:文明社会なら虐待で怒られてるよ。
ヘ:野生は生き残るのが正義だ。
窮:なんやかんやしごかれたお陰で、
今日までやってこれたのは否定できないんだよなぁ。
【実際に殆どが生き別れなのだ】
朱:他に兄弟姉妹がたくさん居るとのことですけど~。
窮:二百年前に実家叩き出されてから会ってないけど、
何処かで元気にしてるんじゃない。
黄:雑なようでいて、一般的なネコ科なんだよぉ。
ヘ:独り立ちした時点で家族の責務は果たしてるのが、
当たり前の考え方だろう。
【長寿番付で黄龍をオチにするのが定番ネタ】
朱:そう考えると白虎さんとの再会は奇跡と言えます~。
白:どうやって白虎やってるのを知ったんだっけ。
窮:業界の専門誌に載ってたよ。
黄:誰が発行してるんだよぉ。
朱:ちょっとだけ読んでみたくなりますけど、
内容が高度で素人には難しいやつです~。
白虎と窮奇が600歳前後で、実家を追い出されたのが200年くらい前というのは初期に決めた設定です。これは中国で白虎に成るのは500歳以上の虎で、就任したのが100年前という安直な足し算から導かれています。結果、400年ほど実家で暮らすダメ虎と化しましたが、この図太さが白虎っぽいということにしておきましょう。
2025
臍を噛むという慣用句があります。臍はヘソを意味しますが、この場合はホゾと読むのが一般的です。腹の窪みに食い付くだけでも謎の行為ですが、実は自分のにだったりします。ますます不可解な絵面です。しかし出典は春秋左氏伝、つまりとてつもなく古い中国の史書だったりします。デベソでかなりの軟体ならいけなくもありませんが、普通は無理です。このことから、無駄なことをして悔やむ様の例えになりました。やや変質して、後悔そのものを指したりもします。変な表現ですが、悔しさは噛みしめるものですし微妙に親和性があったのかも知れません。ちなみにこれを発したのは小国の家臣です。大国の王を歓待していた最中に、『良い機会だから殺しておきましょう。そうしないと臍を噛むことになります』と君主に進言しました。しかし聞き入れず、結局は滅ぼされてしまうのです。これだけ聞くと例えが悪くてピンと来なかったのではと勘繰りたくなります。ですが現代まで何とか生き残っているので、何かしら響くものがあったのでしょう。臍で茶を沸かすもそうですが、どうにもこの部位周りは勢いで誤魔化してないか感が拭いきれない気がするのですよ。
(・ω・) 猫は痒い時にガリガリやってるよな
【やらかした場合に任命責任は発生するのか】
窮:名前だけだけど私も四凶だし、
少しくらい悪いことをすべきなんじゃないかって。
白:給料以上の仕事する必要なんて無い無い。
朱:窮奇さんの報酬は鰹節でしたっけ~。
黄:余計なことするなって契約に思えるけど、
ぶん投げた先代に口を出す資格は無いんだよぉ。
【信用されてない現実は見ないでおく】
白:てか、残りの三凶と交流あんの。
窮:ネットで遣り取りするくらい。
黄:ビジネスライクな関係なんだよぉ。
白:青龍の目が届く所で働かされてる私達って。
朱:如何に愛されてるかが分かりますよね~。
【善悪の判断が付くくらいには理知的である】
朱:具体的に何をしますか~。
窮:どんなのが良いかな。
黄:無策なんだよぉ。
白:初代は善人に噛みついてたんだっけ。
朱:良い子が気に入らないノリですかね~。
黄:そんな訳あるかと反論したいけど、
無いと言い切れないのが神話界隈なんだよぉ。
【現代だと人権やらがうるさい】
黄:その凶暴さを活かして、
外敵を倒せってのが追放後の業務なんだよぉ。
窮:服役囚に国境警備任せるとかいつの時代さ。
朱:まとめられれば強そうです~。
白:負けても大した損害にならないって部分は、
合理的な作戦だよね。
身も蓋も無い話ですが、損耗して問題ない部隊を最前線に送るのが理想なのは古今東西変わりません。酷いところだと属国化したら家族を人質に徴兵して磨り潰したりします。勝たなきゃ歴史から消えてしまうので、人道的かどうかなんて後世の史家が勝手に決めろというのも正しいんですけどね。
2025
流星群と呼ばれる天体現象があります。リュウセイグンと読みます。無数の流れ星が降り注ぐ事象の総称です。まるで一点から拡散するように見える特徴があります。そもそも流星とは、宇宙に浮遊している粒が大気圏突入して燃え尽きる様です。地表まで到達すれば隕石と称されます。言い換えると大量の粒子が漂っている空間に突っ込んだ時、密度に応じて夜空が輝くのです。流星群の原料は、かつての彗星や小惑星であることが多いとされています。残骸やバラバラになった一部が地球の公転軌道上に居座り、年一で通りすがる際に終焉を迎える訳です。国立天文台では規模が大きい、しぶんぎ座流星群、ペルセウス座流星群、ふたご座流星群を三大流星群としています。これらの名は観測できる方向の星座から付けられています。しかし最も有名なのはしし座流星群かと思われます。数十年に一度、テンペル・タットル彗星の尾と接触し、極めて壮大な天体ショーを開催します。レアイベントな上に派手なので、ファンのみならず一般人にも知れ渡った次第です。こうして見るととんでもないスケールですが、改めて空気の守護に感謝しないといけないのかも知れません。
(・ω・) 全部落ちてくるならオチオチ表も出歩けんよ
【如何にして不自然さを誤魔化すかが詐欺の基本】
天:須佐之男が迷惑を掛けています。
姉の天照です。
朱:何処かで聞いたことある構文です~。
黄:他人が有名人の身内を騙るやつなんだよぉ。
月:強調されると疑わしく感じるって、
人ってやつは本当に人を信じてないんだな。
【なんなら一番の甘えん坊な節すらある】
月:都合が良い時だけ親族ヅラして、
面倒事を察知したら遠ざけるのが基本じゃないか。
朱:道徳心が終わってます~。
黄:リアルな兄弟姉妹とも言えるんだよぉ。
朱:私の目には、月読さんも構ってもらえないと、
拗ね出すタイプに映ってるんですけど~。
【奥さんが尻を叩くタイプだから仕方ない】
朱:須佐之男さんはこんな扱われ方で、
どうして御二方を慕ってるんでしょう~。
黄:本質的にマザコンだから代替品なんだよぉ。
月:言い方。
黄:子孫が繁栄して見守るくらいの立ち位置なのに、
精神が幼稚と表現するよりは配慮してるんだよぉ。
【少なくても伊邪那岐は期待してたはず】
天:姉として不足かも知れませんが、
須佐之男も弟として十全とは言えません。
朱:一家の役割って完璧があるんですか~?
黄:百点の家族とか薄気味悪いんだよぉ。
月:欠落してるからこそ補い合うんだが、
私達がそういう関係かは別の話だ。
姉にとって理想の弟、並びに弟にとって理想の姉とはどういったものなのでしょうか。兄弟姉妹に過大な思い入れを持っていないのでピンと来ませんが、有識者なら延々と語ってくれそうな話題です。
2025
倶利伽羅紋紋と呼ばれる入れ墨があります。クリカラモンモンと読みます。背中に倶利伽羅龍王の図柄を刻んだ和彫りの一種です。略語のモンモンは関西圏でタトゥー全般を指します。倶利伽は、サンスクリット語であるクリカの当て字です。インドの八大龍王の一体で、日本では不動明王の化身として扱われます。不動明王と言えば、剣と炎が象徴的です。この二つには煩悩を浄化し、邪を祓う力があります。一般的な倶利伽羅紋紋が、剣に巻き付いた龍の背後が燃え盛っている構図なのはそういう元ネタだからです。実にありがたいはずの仏様が、ならず者の代名詞になった経緯は曖昧です。江戸時代の博徒が威嚇目的で彫っていたのは史実のようです。東アジア圏で墨は罪人の証であり、一般社会からの離別を意味しているのでここまでは分かります。しかし倶利伽羅龍王が流行した理由は、推測の域を出ません。単純に龍、剣、炎が、侠気という名の厨二心をくすぐるのが一因でしょう。仏力を個人の我儘で使う傲慢さが発露した結果という解釈もあります。何にせよ昭和くらいまで受け継がれていた文化ですが、そろそろ終焉の時を迎えそうです。近年では公衆浴場に墨持ちを入れさせろと人権運動をしている層が居ると聞き及んでいます。それにしても無法者が市民権を主張してる時点でダサいという感性は持ち合わせていないんですかね。
(・ω・) ドリフのコントで、入れ墨マウントネタとかあったなぁ
【その自信が何処から来るのかを問いたい】
フ:娘を持つ者として言葉を交わしましょう。
須:ええじゃろ。
朱:御二方はパパとしてどうなんでしょうか~。
黄:評価が難しいんだよぉ。
白:私と須勢里はまともだから高得点にしたいけど、
反面教師の可能性は否定しがたい。
【立ち入るとややこしい事態に陥る匂いがする】
フ:そこで私はこう言ってやったのです。
妻を怒らせるくらいなら、地獄を掌握してやると。
須:そうなるじゃろな。
朱:謎の会話です~。
黄:妻帯者なんてこんなもんなんだよぉ。
朱:若干の偏見があったように思えますけど、
面倒なので適当な相槌を打つことにします~。
【だってこれといった接点ないし】
猫:なーご。
朱:『須佐之男に猫絡みの逸話はねーのか』ですって~。
黄:聞いたことないんだよぉ。
猫:まーお。
朱:『なら使い道が無いな』と言ってます~。
黄:判断基準が利用価値だけってのも世知辛いんだよぉ。
【そもそも塩分耐性がかなり低い】
須:儂にだって、可愛いもんを愛でる心はあるわい。
朱:本当でしょうか~。
須:肴を餌に呼び寄せて、ワシャワシャしとる。
黄:死ぬほどウザがられるやつなんだよぉ。
朱:仮にそのオツマミがイカでしたら、
本格的に説教をしなくてはいけません~。
猫に好かれる極意の一つは、あんま構わないことらしいです。自分のペースを変える奴が気に食わない訳です。しかし猫飼いは相手して欲しいという大いなる矛盾を抱えています。これを乗り越えて二大ペットの片翼になっているんですから、カワイイの魔力は恐ろしいものです。