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 孔子曰く、国家の礎として大事なのは、兵、食、信の三つなのだそうです。弟子から、いずれかを捨てなくてはいけなくなった場合はどれを選ぶかと問われ、兵と答えたそうです。では次はと問われると、食を選択したそうです。即ち、国家の大前提は信頼であり、政治家たるもの、これを無くせばその世界で生きていってはいけないということでもあるでしょう。
小沢氏の強制起訴について、検察審査会そのものの是非を論ずる余地はあるでしょう。ですが、政治家としてはおろか、人としても信頼を失ってるというのが既に問題だと言えます。正直、印象操作の部分もなきにしもあらずでしょうが、ここまで嫌われたなら一度、政界から離れるのが筋じゃないでしょうかね。前にも触れましたが、議員を辞めたら、脱税かなんかで逮捕されるんでしょうから、しがみついてでも辞めないんでしょうが。鳩ちゃんが次立候補しないってを翻したのも、同じ理由なんだろうなぁ。

( ・ω・) 大好きな中国の根幹である儒教なのに、見て見ない振りは大好きだよね!

「入り口からそんな離れてないはずだけど」
ん。じゃあ、そろそろ魔力供給が復活してトーマスさんも動き出す頃合いかも知れない。さっきから、ジュリの反応が鈍くなってる様な気もするし。
「オー。オイワバラバラ、オイラハラハラでーす」
まさか岩の裏側に待機していようととは、誰が思ったであろうか。ってか、動かせるかはともかくとして、裏から押してたのかも知れない。イオラ失敗しなくて良かったなぁ。
「ん……トーマス、無事で何より」
「アッシは、世界で最もガンケンな人形デスよー。この程度の苦境で、メゲたりしませーん」
一瞬、メラミ何発までなら耐えられるんだろうとか、非人道的なことを考えたりもしたけど、それはそれとして。
「モロゾフさんは大丈夫?」
「おねむおねむタイムでーす」
言われて見てみると、そこには壁にもたれて動かないモロゾフさんの姿があった。うーん、血は繋がってないとはいえ、流石は父娘。寝姿の姿勢だけはそっくりだよね。
しかし、年中魔力を供給してるのがジュリだってバレた後だと、こんなところで寝る理由が分からなくなってくる。モロゾフさん、もういい年っぽいし、冒険者も潮時なんじゃないかなぁ。どっかの町で、ジュリと一緒にのんびりと暮らせる仕事を見付けたらどうだろうか。そっちの方が、ジュリが求める家族っぽいんじゃないですかね。他人の家庭の事情に、首を突っ込みすぎるのあれなんだけどさ。
「モロゾフさーん、起きてくださーい。もう店閉めますよー」
こういった、冗談の一つも言わないとモヤモヤとした気持ちが残ってしょうがないよ。
「?」
違和を感じた。

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 うぉい。本当に、中国で投獄中の劉暁波氏がノーベル平和賞を受賞しちまったぞ。それに対し中国共産党は、『平和賞を冒涜するものだ』と声明を発表。今後、ノルウェーという国家に対して経済制裁を示唆する内容だったそうです。そういうことするから、こんな嫌味な受賞されるんだろうが。ギャグでやってるんですか、あなた方は。

( ・ω・) まあ、平和賞出す方も何か売名的なの多いし、どっちもどっちって感じはするんですが

「野性的な男も、一部で需要があるって言うけどね」
 はい、クリスさん。勢いに任せて適当なことを言ってはいけません。
「それはそれとして」
 話がとっ散らかるいつもの流れは、意図的に断ち切っておこう。
「これは、先にどうにかしておかないと」
 幸いにして、僕達が最初に入った入り口は、視界に入る近さにあった。あら~。こりゃ見事に岩で蓋をされちゃってるね。軽く人一人分の大きさ越えてるし、シスが一人で動かせないのも道理だわ。
「多分、私達四人で押しても、どうにもならないわよ。唯一の男手が貴方だし」
 クリスさんも、こなれてきたのか相当に口が悪いです。 
「もう外に出てますから、こんなの大した障害にならないですって」
 言って、僕は精神を右の掌に集中させた。
『イオラ』
 憶えたての中位爆裂呪文を、岩の中心に向けて叩き込む。衝撃を外部に漏らさず、自壊する様に破壊するのはそれなりに難易度が高いんだけど、こういう小細工は得意分野だ。派手な破砕音と共に、岩だったものは石ころと砂塵へと姿を変えた。
「へぇ、やるじゃない」
「魔法だけは、人様に見せられるものだと思っておりまして」
 うーん、何か久々に魔法で良いところを見せられたから気分が良いね。
 言うまでも無いけど、この手法を洞窟内でやろうとしたら、制御の失敗一つで生き埋めになるからよっぽど切羽詰ってない限りはやらないからね。
「んでシス。モロゾフさんとトーマスさん、何処に置いてきた訳?」
 一応は歴戦の冒険者っぽいモロゾフさんだからそんなに心配はしてないけど、不具合があったなら救出は早い方が良いだろう。トーマスさんに関しては、魔力供給が断たれただけっぽいから大丈夫だろうけど。

 

 民主党小沢元代表の進退が注目されていますが、全てがグダグダですよね。そういや、中国漁船衝突のビデオもほったらかしのまんまですし、とっとと見せろよ。隠れ蓑にしてんじゃねーよ。まあ、自党のスキャンダルみたいなネタを隠れ蓑ってのも新しいですけど。こういうのは、党首と幹事長が協議して、トップ権限でスパスパスパスパ切り落とさないと、何も進まないんですが。え、去年の衆議院選からこっち、政治は何も動いてないですって。正論を言われると困るなぁ。

( ・ω・) 円高も止まらんし、そろそろ政権を返上してくれないかなぁ

 とりあえず、ここに穴が空いてしまえば当面の目的は達成できたことになる。その後については、ややこしそうだから考えないでおこうと思うんだ。
「ん」
 首を傾けて、ジュリは再度モグラに指令を出した。よしよし、これで外への道は確保できそうだ。
「ここでもう一回さっきの加速させれば、ちょっと面白いよね」
 それ、面白いのはシスだけで、こっちはえらく気を遣うんだよね。そんな小市民の心の機微を、シスに理解して貰えるとはあんま思ってないけどさ。

「く~、やっぱり外の空気と太陽の光は、一味違うよねー」
「そっかなー。稼業のせいか、あたしはどーもこう広くて明るい場所には解放感がなくてさ」
 いつもの問答は、差し当たって受け流すとして。
「き、君達、どうやって出てきたと言うんだ!?」
 あ、事情は未だに分かってないけど、とりあえず鉱山の関係者発見。
「えっと、管理の責任者を連れてきて貰えるかな。これで中々、癇の虫には触ってたりするからね。
 そうそう。徒党を組んでどうこうってのはやめておいた方が無難だと思うよ。これで中々、戦闘慣れしてるからね」
 本気で怒っても良いんだけど、相手は只の下っ端っぽいし、ここは一つ大人の対応をしておこうと思うんだ。
「わ、分かりました。親方を呼んできます!」
 だけど、何故だかその男は想定以上に怯えた顔で走っていった訳で。
「うーわ、悪い男だねぇ。あんなドスの効いた声色で脅すとか、あたしらの仲間内でも通じそうだよ」
 え、ちょっと待った。僕としては、割と普通に喋ったつもりなんだけど。

 

 北海道大学名誉教授鈴木章氏と、パデュー大学特別教授の根岸氏、そしてデラウェア大学名誉教授ヘック氏がノーベル化学賞を受賞したそうです。まあ、これでも理学部化学科の学士なので、一般人よりは受賞の概要が分かるのですが、ヤバい、鈍ってる。かなり噛み砕いてるはずなのに一杯一杯だ。つまりまあ、実用的な有機化合物を生み出すのに一役買った触媒研究の功績ってことだよ。噛み砕きすぎですか、そうですか。

( ・ω・) 二番じゃダメですかと言って一番になったら持ち上げる政府も、情けないもんだよね

「今回の一件は、疑問を口にしたクリスさんが悪いってことで」
「それは流石に、言いがかりよね?」
 元来が器量人じゃない僕には、無性に責任転嫁をしたくなることがある。詰まるところは、そういうことにしておいてよ。
「話を纏めると、魔力供給は受け手側の術者に多大な負担を掛けるってことで良いのかしら?」
「ええ、まあ、どうもそれが一番、納得出来る解釈みたいです」
 ジュリに回復呪文を掛けつつ、そんな言葉を口にした。
「折角、面白い技術だと思ったんだけどなぁ。
 いや、ちょっと待ってよ。これはあくまで体力の無い子がいきなり全力疾走して脇腹が痛くなるみたいなもので、訓練次第では耐えられるようになるかも知れないよね?」
 うんうん。僕がなんてこと無いのも、日々の鍛錬の賜物かも知れないし。
「アレクって、本気で研究職に専念したら、ヤバい実験とかしてお尋ねものになりそうだよね」
 ほとぼり冷ます為に故郷を旅立った盗賊さんに言われるのもどうなんだろう。
「あ……う……」
 おっと、ジュリの意識がこっち側に戻ってきたみたい。
「水が……飲みたい」
 あ、はいはい。お姫様の仰せの通りに。
「頭に、泥が」
 えーと、はたいちゃって良いのかな。女の子相手にそんなことするのは気がひけるけど、本人の要望だし良いかな。
「背中が、ちょっと痒い」
「……」
 ん?
「何で僕が、召使みたいになってるのかな」
「てへ」
 意外と、素は根性入った性格してるんじゃなかろうかと思ったよ。
「ま、良いや。あとほんの数歩でで良いから、モグラ動かしてよ」

 

 昨日、『小沢氏は民主党を離党し、その流れの中で議員辞職すべきだ』と発言した牧野議員が、国会対策委員長代理の役職を辞任し、受理されたそうです。いつものことですが、お前らネタでやってんのかと。何さ、この露骨な言論弾圧。日本で天安門が起こる日も、近いのやも知れませんねぇ。

( ・ω・) しかし長引けば長引く程、民主党に打撃って、未だに分かってない民主党議員が多いよね

「これは……どういうこと?」
 頭と肩を覆った土を払いつつ、クリスさんはそんな疑問を呈した。
「単純に考えるなら、僕が魔力を送ったことでジュリから発せられる思念と言うか、操作の力が増強されたんじゃないでしょうかね」
 あくまでも一例から推察される仮説で、裏は何一つ取ってないんですけどね。
「ぼー」
 そして、ジュリは相変わらずの魔力を消耗した状態だし。全然、回復には役立って無いんだけど。
「これくらいにしておこうっと」
 左肩から手を離して、魔力の放出も押し留めた。何しろ、今までに聞いたことのない実験だけに、長くやりすぎて、悪影響があるとも限らない。
 するとモグラはすぐさまその動きを緩めて、ちょっと前の速度へと立ち戻った。
「状況を纏めると、魔力を供給しても、すぐさま放出しちゃうってことかしら?」
「呪文に準じるものを使ってる時ですからね。平時ならもしかしたら吸収するかも知れません」
 これはちょっと、本格的に検証してみる現象だと思うんだ。って言うか、何でこれが知られてないのか、そっちの方も気になってしょうがない。
「もしかして、攻撃魔法で応用すれば、凄い威力が出せるんじゃないだろうか」
 幸いにと言うべきか、何故か知り合いには魔術の類に長けた人間が多い。うわ、これは心がかなり踊ってるかも知れない。
「う……ん」
 途端、ジュリがそんな言葉を漏らして、パタリとその場に横たわった。あ、あれ。どうしちゃったのさ。
『ク……ピー……』
 一方で巨大モグラは巨大モグラで穴を開けきったところで力尽きてしまう。
 ちょ、ちょっと。そんなところで寝られても、邪魔なだけだから!



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