忍者ブログ
[333] [334] [335] [336] [337] [338] [339] [340] [341] [342] [343]

 最近、民主党に対する文句がやや和らいでいる様な印象を受けられるかも知れませんが、私にも色々と思うところがあるのです。ぶっちゃけて言えば、真に無能力な存在を無能力と呼ぶことは、差別的なものがあるのではなかろうかと。いやまあ、彼らは私達の血税を動かせる立場であり、民主主義的に文句を言うのは実に筋が通ってはいるんですけど。

( ・ω・) 擁護する様でいて、すげー貶めてる辺りが、実に俺っぽいと思う

「……」
 え、ちょっと待って。何でそこで、泣き出すのさ。わ、わ。しかも涙目ってどころじゃない、号泣だし。
「あーあー。泣ーかした、泣ーかしたー」
 そしてシス。君は小さな子供ですか。ってか、それは、集団でやるから威圧的なんであって、一人でやると結構、寂しいものがあるよ。
「う、う……」
 途端、モロゾフさんとトーマスさんが膝から崩れ落ちた。同時に、ジュリもその足を止める。どう接していいかは分からないけど、このまま置いていく訳にもいかない。僕達もその場に留まって、次の言葉を待つことにした。
「私は、家族が欲しかった。小さい時、両親が死んで、一人ぼっちだったから。財産を幾らか残してくれたから食べるのにすぐさま困りはしなかったけど、甘いものに群がるアリみたいに醜い大人達もたくさん寄ってきた。
 同じ時期に、魔法の才を持つ子を集めてるって誘いがあったんだけど、何度断ってもやってくる人達に恐怖を覚えて、私はお父さんが集めてた人型の人形と一緒に逃げ出した。それが、トーマス。子供だけで旅は危険だから、最初はトーマスに保護者になってもらった」
「モロゾフさんは、何なの?」
 言葉遣いが若干、大雑把だけど、僕の心中を的確に表現してるんだから大目に見てもらいたい。
「旅の途中で見付けた限りなく人間的な魔術人形に、私独自の応用を加えて、自立した思考を持たせた。トーマスはまだ小さい時に動かしたから、余り人間的じゃないし、甘えられる父さんが欲しかったから」
 う、ん。父さんが居ない点では一緒だけど、母さんと爺ちゃん、そして兄さんに姉さんも居た僕は、果報者なのかも知れないと思った。

PR

 何とはなしに、キャラクターの思考パターンを分析してみる。公康は典型的商人思考ですし、アレクは学者肌ですよね。じゃあ、黄龍は一体、なんなんだと考えてみたところ、あいつ、マジで生粋のニートだな。とはいえ、それじゃあんまりなんで、更に色々考えてみたところ、強いて言うならお姉さんかなぁ、と。職業じゃないけど。何で母親でも祖母でもなく、お姉さんなのかというと、母親程の愛はありませんけど、そこそこは面倒を見ますし、同時に幾らかうざったさも感じてるから、この辺りが妥当かなぁと。お祖母ちゃんなら、そのうざったさも可愛がるものでしょうし。年齢的には、お姉さんってレベルじゃねーぞっていうのは敢えて気にしないことにします。

( ・ω・) 精神的に、まるで成長していないっていう事実は気にしてはいけないのです

「流石に、消化器系が無いと無理じゃない」
「かなぁ」
「ってか、頭の形してるだけで、指みたいなもんなんじゃないの。無くなったら痛いは痛いけど、別に死にはしないっていうか」
「意外と、全部飾りで、本当の頭脳は背中辺りにあったりするのかもね」
 あれ、何の話だったっけ。
「もしかしたら、姉さんを救うのと、ヒヒイロカネには何か関係が……」
 うん、ここは動揺してる場合じゃない。トヨ様に連絡を取って、下手な手出しをしないようにして貰おう。海路でジパングに向かうのは簡単な話じゃないし、かなりの時間が掛かる。仮にルーラかキメラの翼を使うにしても、大国ポルトガの公女様が挨拶も無しに直行はしないだろう。先手を取っておけば、何とかしてくれるだろう。って言うか、何とかして貰おう。
「こういう時、コネってやっぱり便利だよね」
 もう既に、勇者としての発言じゃない様な気がしないでもないけど、敢えて目を逸らしておくよ。
「ん……」
 おっと、今ここにある、もう一つの難題を忘れかけてたよ。
「どうして……余り驚かないの?」
「ん?」
 改めて言われると困るけど、端的に纏めると――。
「色々なことがありすぎて、とりあえず考えるのを先延ばししてたから、驚く余地が無くなったからかな」
 後、よくよく考えてみれば、モロゾフさんの正体が何であろうと、僕の生活には何の影響も無いということに気付いたのも大きいと思うんだ。声に出しては言えないけど。
「まあ、ジュリが何か意図を持ってやってるんなら、それでいいんじゃないかな」
 ゴメン、僕、随分と適当なこと言ってます。

 昨日、電子レンジでスパゲティを作れるという器具を買いました(498円)。本当に、こんなので作れるのかよー。出来なかったらここで愚痴ってやるからなー。とか思っていたのですが、普通にもちもちのスパゲティが完成しました。
 すげー。科学すげー。どういった理屈でこうなんだよ、割とマジで。

( ・ω・) この程度で感動する私に、科学者は端から無理だった気がしてならない

 だけど、クリスさんに後事を託すといのを条件に協力することも無いとは言い切れない。運が良ければ助かるかも知れないし、例え果てても、ヤマタノオロチの首を刎ねることが出来るほどの剣士に遺志を継いで貰えるんだ。基本的に合理主義者である姉さんなら、そういう選択をしないとは言い切れない。
「そういえば、気になること言ってたよね。霊力を持った武器じゃないと倒せないとか何とか」
 あれって、どう解釈したらいいんだろうか。兄さんと姉さんの剣は業物ではあるけれど、素材はタマハガネで、特段、魔力的な力を帯びている訳でもない。それでも首は飛んだんだから、やりように依っては、絶命まで至らせられる様な気がするんだけど。
「そもそも、ヤマタノオロチってまともじゃない生き物だよね。ずっと疑問なんだけど、頭八つって、何処が身体動かす指令出してるんだろう。ってか、頭五つ飛ばされて、まだ生きてるってどういうこと?」
「ヒトデなんか、五つに分割して放っておいたら、五匹、独立して再生するって聞いたことあるけど」
「それ、本当の話?」
 シスの言葉は、半分くらい嘘だとした上で聞かないといけないから困ったものだ。
「スライムも、真っ二つに切って水と餌さえあげとけば、二匹になるらしいよ」
 一気に、話が胡散臭くなった気がしないでもない。
「その理屈で言うと、頭を切り落として餌を与えて育てたら、ヤマタノオロチの増殖も可能ってことになるんだけど」
 あんな上級モンスター、増やしたくなんて無いけど。いや、鳥が生まれて最初に見たものを親だと思う様に、育て方次第では味方につけることも――。

 昨日の衆議院北海道五区補選で、町村氏が過半数以上の票を獲得して返り咲きました。まー、三万票差ですか。思ったよりは広がらなかったですねと思ったら、世間的には惨敗なのだそうです。たしかに、幾ら不祥事に起因する補選と言っても、三万票で勝ってた選挙区が、一年そこそこで三万票での敗北というのは、相当痛いのやも知れません。つーか、支持率40%あるのにこれだけ負けるって、やっぱり私の言う、内閣支持層は選挙行かない理論はかなり当たってるんじゃないでしょうか。

( ・ω・) 一応、支持率自体が捏造という説もあるけど、裏も取ってないし封印しておこう

「でも、あの局面でどうしたら良かったかなんて、考えても分からないんだよね」
 時系列を考えると、ヤマタノオロチはヒミコを殺して入れ替わる前に、ケインズ翁を亡き者にしたんだろう。その後、ジパングへと渡り、兄さんとトウカ姉さんと相対した。或いは、既に無かった三本の首の内、幾つかはケインズ翁が打ち落としたのかも知れない。
「そもそも、クリスさんの剣の腕でヤマタノオロチを倒せるんだろうか」
 何しろ、どんな状況でかは分からないけど、剣聖とまで言われたケインズ翁を討ち果たし、兄さんと姉さんをも敗惨さしめた上級モンスターだ。並大抵の実力では、鱗一つ剥ぎ落とせないだろう。イヅナを手にした今の僕でも、十中八九、無理だと思う。
「それに、下手な手出しをすれば姉さんがどうなるか分からない」
 言葉を発せないまま立ち尽くした理由は、何よりもそれが大きい。再会してからおよそ一年、姉さんは今も黄泉と浮世の狭間の様なあの場所で、今も唯、その時を止めているはずだ。かつて同じ時を過ごした者として、軽々な判断が出来ようはずもない。
「性格的には、どうなんだろうね」
「性格?」
「そ。もしクリスのねーちゃんが洞窟に入ったとしてさ。多少はあの巨大ヘビを動かせるトウカは、どういった応対すんだろうね」
「う……」
 基本的に姉さんは、任務の為には自分の命さえ道具にしてしまいかねない不器用な人間だ。バラモス退治という大望があるからこそ、ああなってまで生きることを選んだんだと思う。兄さんの底抜けに前向きと言うか、能天気さに感化された部分も、あるんだろうけどさ。

 昨日、鳩山前総理が、自身の引退を正式に撤回しました。このオッサン、マジでふざけてるのか。政治的判断どころか、自身の進退すら言ったことを守れないって、幼稚園児レベルですよ。今時、小中生ですら、適当なことばっかり言ってたら信用されないというのに。どうやって、あの年まで生きてこれたのかが、むしろ気になるところです。

( ・ω・) もう有名所落下傘して、本気で潰しに掛かろうぜー

 うーん、一応、軽く埋めておいたから、その気になれば逃げられるはずなんだけど、あののんびりした性格だとどうなんだろうなぁ。というか、あれってそもそもどういった塩梅で大きくなったんだろうね。生態学に属するのか、モンスター学に属するのか、ちょっとばかし興味が湧かない訳じゃないけど、とりあえずは後回しだなぁ。
「そういえば、ケインズ翁を手に掛けたモンスターって、何者なんですか?」
「言わなかったかしら」
 何だか、色々とドタバタしたせいで、聞く機会を完全に逸してまして、はい。
「一応、これでも世界中を回ってますんで、提供できる情報があるやも知れませんし」
「それもそうね」
 言ってクリスさんは、物憂げに空を見上げた。やっぱり、色々と思うことがあるんだろう。次の動きを見せるまでに、数十拍もの間を要してしまう。
「八つの頭を持つ巨龍、ヤマタノオロチ――」
 その言葉が口にされた瞬間、僕の中の時間が止まった。自分の耳と思考を疑ってしまい、混乱して何も返せなくなってしまう。それを、僕達が情報を持っていないと判断したのか、クリスさんは手を振って歩き去ってしまった。
 一体、今、何が起こったんだろうか。僕はそのことすら把握出来ず、シスに背中を蹴飛ばされるまで、只、その場で呆然と立ち尽くしていた。

「僕は、卑怯者なのかな」
 帰り道の最中、天を仰ぎながらそんなことを口にした。
「まー、卑怯ってか、ことの是非とか、正否を考えすぎて機を逸することは良くあるよね」
「うぐっ」
 否定はしないけど、そうはっきり言われると心に来るものがあるよ。



忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
2
4 5 7 9
11 12 14 16
18 19 21 23
25 26 28 29 30
フリーエリア
最新コメント
[09/14 taka]
[09/10 美綾]
[09/10 taka]
[09/01 美綾]
[08/31 taka]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
自己紹介:
バーコード
ブログ内検索