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 八面六臂という熟語があります。ハチメンロッピと読みます。この場合の面は顔と方向のことで、臂は腕を意味します。元は、三面六臂でした。3つの顔面に6つの腕部というと阿修羅を連想する方も多いでしょうが、まさにそういった仏を指したものです。実際の機能性はともかくとして、物凄く仕事が出来そうな雰囲気はありますから、際立った能力があるという使われ方をします。そこから全方位のニュアンスがある八面と掛け合わせて、多方面で活躍する意を加えた八面六臂が定着しました。なので8つの人面を持った仏像は存在しません。千手観音などと違って、どうやって増やせば良いんだという構造的な問題もありそうですけど。日本人はスペシャリスト志向なので、何でも出来る人材を懐疑的な目で見がちです。大抵のことを60点でこなすより、一つだけ100点満点の方が凄い的な。適材適所に過ぎず、どちらも普通に有能だと思うんですけどね。器用貧乏は便利屋扱いされたりしますし、多芸に優しくないところがあるような気もしてなりません。

(・ω・) 全部30点なのにマルチタレントを名乗る奴らのせいにしておこう

【呪う方向なら悪霊呼ばわりする辺りが実に身勝手】
ヘ:我らが傭兵団に増員予定があるんだ。
朱:組織と呼べる集団なんですね~。
黄:フェンリルとヘルだけで暴れてる印象だったんだよぉ。
ヘ:それは用心棒コンビにならないか。
黄:戦術的価値があるなら、呼び方は変わるんだよぉ。
朱:幽霊さんも崇拝されれば神様になりますから、
 結局は影響力が重要になります~。


【憧れである忍者とどちらがマシなんだろうか】
ヘ:それで、ここへ出入りしてる連中に声を掛けさせてもらう。
黄:好きにすれば良いんだよぉ。
朱:止めないんですか~。
黄:神の類なんて個人事業主みたいなもんだし、
 引き抜くのも自由ではあるんだよぉ。
朱:条件次第で私もと思いましたが、
 適性が皆無どころかマイナス方向に振り切れてそうです~。


【進言が高難度であるのは確かなのだけど】
ヘ:数の力を借りてでも、いずれ統括神をぶちのめす。
黄:そういや、そんな目的があったんだよぉ。
朱:天帝さんとかって、人数でどうこうという次元なんですかね~。
黄:全能では無いから、戦い方次第かも知れないんだよぉ。
ヘ:軍師たる、私の才覚が活かされる訳だ。
朱:そこが一番の問題点ではと、ツッコむ身内は居ないんでしょうか~。


【下手な束縛がマイナス要因になる雰囲気すらある】
フ:妻は、部隊を二つに分けて同時攻撃すると、
 相手は動揺すると気付いた偉大な軍略家なんですよ。
朱:脳筋だらけのワンダーランドです~。
黄:ぶっちゃけ、こいつらなら正面突破しても変わらないんだよぉ。
朱:そもそも細かい命令を遂行できるのかが疑問なんですけど~。
黄:名目上、団という名前は付いているものの、
 個別に行動しても大した違いは出なそうなんだよぉ。

 軍隊は規律だとか統率力が重要だと言いますが、それはあくまで人間が持つ能力に大差が無いからです。どれほどの達人も距離を保った状態で囲まれて、弓で狙われたら対処しようがないのですから。逆にそういった絶体絶命状態から活路を見出すからこそ、作劇的には映えるとも言うんですけど。
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 フラダンスと呼ばれるものがあります。太平洋南方の諸島に伝わる伝統的な踊りのことです。御存知の通り、ダンスは英語で舞いを意味します。そしてフラはハワイ語で、これまた舞踊を指す単語なのだそうです。重複することに違和感を覚えますが、柔軟や飛翔みたいなものだと思えば許容範囲な気もしてきます。それよりも、ハワイ語と英語を混ぜるのはどうなんだ感があるのはさておきまして。現地人や詳しい方はフラと称するらしいので、言葉としてはこちらの方がしっくり来ます。歴史的には、自然に捧げるものが起点にあるとされています。あの地方は精霊信仰が主体だったので、系統で見ると日本の神楽に近いものがありそうです。近年になって入ってきた異文化なのに割と馴染んでいるのは、こういった類似性からかも知れません。単に南国っぽい陽気さが受けただけな感じもありますけど。一神教との相性が悪いので、迫害された暗黒期があったりもします。この程度のことで目くじらを立てるなんて器が小さいなとしてしまうのは、やはり私達の根底にシャーマニズムがあるからなのでしょうか。古代の日本列島には南方から移住してきた民族も居たとされているので、そこら辺の絡みが無いとは言い切れませんね。

(・ω・) 元は火の神の怒りを鎮めるものだったのが、実に火山国っぽい

【美学が命より大事な人も存在するし】
白:戒律で食事を制限するのが理解できないんだけど。
朱:白虎さんはそうでしょうね~。
黄:というか、消化できないや毒があるといった以外の、
 社会的理由で選別する動物は人間だけかも知れないんだよぉ。
白:どうせ限界まで飢えたらかなぐり捨てるんだから、
 カッコ付けと言われても仕方ないんじゃないかな。


【肝臓の処理能力に関しては高い部類だぞ】
黄:一応、お腹を壊しやすかったみたいに、
 衛生上の問題で禁止になったケースはあるっぽいんだよぉ。
白:人類って貧弱だなぁ。
朱:胃もたれと腹痛で悩んだことが無い方に、
 共感してもらうのは難易度が高すぎます~。


【体調を崩したら即死の可能性がある野生と比べられても】
白:食べなきゃ死ぬのに、制御したら偉いって理屈も分かんない。
  健康で天寿を全う出来るなら、好きなもの口にするべきでしょ。
朱:とことん宗教と相性が悪いですよね~。
黄:意外と的を射ていて、調子に乗って暴飲暴食をするから、
 強引に規則で縛ってる面はあるんだよぉ。
朱:生活習慣病は常に忍び寄ってきます~。
白:驚くくらい同調できない話題ばかりで、
 自分の方がおかしいんじゃないかって気になってきたよ。


【誰かを動かすのに大義名分が有用なのは時代を問わない】
黄:ともあれ、時代遅れな部分は否定できないんだよぉ。
白:悪習として破壊すべきかとも思ったけど、
 私の取り分を考えたら、むしろ肉規制に動いた方が良いのか。
朱:こういった、上の都合で決まったパターンもあるんでしょう~。
黄:信仰と関係ないところで偏食を勧めてくることもあるけど、
 紐解いてみたら単純な裏事情が転がってそうなんだよぉ。

 アレルギーの問題なんかもあるので、近年は食品の原材料表示が厳格になってきています。しかし昔と比べて使う食材の種類が増えているので、厳密にルールを守るのは大変だろうなと、他人事ながら思ってしまうのですよ。

 泥鰌、という魚類が居ます。ドジョウと読みます。コイ目ドジョウ科に属する淡水魚を指します。鰌単独でも同じ魚を指し発音も変わりませんが、泥に潜る性質を強調する為か、二字熟語で表記する割合が多いかと思われます。水田に住み着き繁殖力が高い上に栄養豊富な為、日本人にとって重要な食材であった歴史があります。語源についてはハッキリとしていなくて、泥土から生まれる土生からというのと、泥津魚が変化したものという二説が知られているようです。淡水魚にありがちな寄生虫問題は避けて通れず、生食は非常に危険です。なので鍋物、蒲焼、唐揚げなどが主な調理法になります。諺としては、柳の下の泥鰌が有名です。柳の木の下で泥鰌が手に入ったとしても、それは幸運に過ぎないという意味です。別の日に狙っても不確実というニュアンスも籠められています。ここから派生した二匹目の泥鰌は、根拠が乏しい成功体験から同様の行動をするといった使われ方をします。ちなみになんで柳なのかは不明です。おそらくは、水辺に生えていることが多いので、泥鰌が住んでいる可能性もあるといった程度の話だと推測しますけど。そういえば宴会の余興で泥鰌掬いなんてのもありましたが、国産泥鰌と同様に稀少極まりない状態であると言っていいんでしょうね。

(・ω・) 一周回ってエモいとか、逆にワンチャン無いだろうか

【謙虚と卑屈どちらに分類されるかは微妙なところ】
朱:最近、ペット動画が流行してるじゃないですか~。
黄:気楽に生き物を愛でられる利便性があるんだよぉ。
朱:これで猫さんの研究をするのは、裏切りになりませんよね~。
白:猫飼いは何ゆえ、そこまで気を遣うのだろう。
黄:堂々と出来ない辺り、自信が欠落してるんだよぉ。
朱:飼わせて頂いているとしている部分が、
 心の中に全く無いとは言い切れません~。


【多少の欠点は愛嬌で済むはずなのに】
朱:私も、挑戦してみるべきでしょうか~。
猫:うなーお。
白:見た目は悪くない感じだけど。
黄:あんまし動かないから、静止画の方が受けそうなんだよぉ。
白:喋らなければ美人に通じるものがある。
黄:考えてみればビジュアルを塗り潰す程の性格難って、
 とんでもない水準ではあるんだよぉ。


【頭を撫でるのも有料な時代が来るのか】
猫:ぐるみゃー。
朱:『ああいうのって、猫側の許可を取ってないよな』ですって~。
白:事務所を通してくださいとか言い出す猫も嫌なんだけど。
猫:なーご。
朱:『うちに所属すれば、そういった手続きは代行する』だそうです~。
黄:飼育も言うなれば契約の一種ではあるんだけど、
 そこまで割り切った関係を受け入れる層は少ない気がするんだよぉ。


【三毛猫は模様が個性的で簡単なんだけど】
猫:まーにゃあ。
朱:『動画だが、編集権をこちらに寄越すなら構わない』と言ってます~。
黄:いいとこ取りしまくって、原型を留めなくなりそうなんだよぉ。
白:世界中に姿を晒すなら、そっちのが良いかも。
朱:特定は怖いですしね~。
黄:猫ソムリエなら見極められそうでいて、
 似た毛皮だと判別は困難だから平気にも思えるんだよぉ。

 ペットそのものが傲慢という考え方もありますが、生きている以上は全ての行動に責任が生じる訳で、これだけをどうこう言うのは偏狭な気もします。というか善悪に拘りすぎるせいで躊躇してしまうのが、昨今の閉塞感に繋がっているのではとすら感じているのです。

 ビンゴと呼ばれるゲームがあります。英語では、bingoと表記されます。遊び方としては、まず正方形のマス目が書かれた紙を人数分用意します。縦5横5くらいが標準です。そこに数字を割り振ります。1から75の内の24種を、ど真ん中を除いた場所にというのが一般的です。現代では専用のものが販売されています。そして進行役が無作為に選んだ数を順繰りに宣言していきます。プレイヤーは的中した部分をチェックしていき、縦横斜めのいずれか一列が揃ったら勝ち抜けとなります。最中央はフリーとして、初めから当たっている扱いにすることが多いです。イカサマ抜きだと純然たる運だけで勝ち負けが決まります。参加数が自在、中盤以降は誰しもチャンスがある、司会が読み上げる際のドキドキ感など、パーティゲームの要項を満たしているので定番となりました。日本には第二次大戦後にアメリカから持ち込まれたというのが定説です。語源はビーンズ、つまりは豆にあるとされています。当初は塗り潰したり穴を空ける代わりに、豆を置いていた為です。そして俗語として、何かがうまくいった時にビンゴと声を挙げる使い方もあります。感嘆符みたいなもので深い意味はありません。日本で生活していてビンゴを知らない方は少数でしょうし、受け手もあまり考えず流すべきなんでしょうね。

(・ω・) よっしゃ、辺りじゃなく敢えてビンゴを選ぶ心境は謎だな

【子育てが一段落した主婦か何かだろうか】
朱:ヘスティアさんは、オリンポス十二神の中でも異質だと伺いました~。
ア:わたくしの、伯母に当たる方ですわ。
黄:炉や竈といった生活する上で重要な場所を司ってるけど、
 火を扱うから離れられなくて、派手な逸話が乏しいんだよぉ。
朱:全体的に荒唐無稽なのに、そこだけ妙なリアリティがあります~。
黄:世界的に電化が進んでいる昨今、
 彼女もようやく余裕が出来て一暴れする可能性はあるんだよぉ。


【革命家が権力を得ると共に堕落するのは必然なのか】
黄:父親が先代の最高神であるクロノスなんだけど、
 地位の簒奪を恐れて飲み込まれたんだよぉ。
朱:既視感があるんですが~。
ア:アテナお姉様に対する父とほぼ同じですの。
朱:歴史は繰り返すんですね~。
黄:ヘスティアを助けたのもゼウスなのに、
 どうして同じことを自分の子に出来るのかが謎なんだよぉ。


【ポセイドンが弟でアポロンが甥であることには触れるな】
黄:ポセイドンとアポロンの求婚を断って、
 生涯独身を誓ったりもしてるんだよぉ。
ア:両者の戦いが、あまりに激化したせいですわ。
朱:伝説の、『私を巡って争わないで』じゃないですか~。
黄:どっちも好みでなかった可能性は捨てきれないんだよぉ。
朱:かぐや姫さんの例もありますが、
 穏便に断るのは難しいですよね~。


【単純に炎の管理が忙しくて押し付けただけの匂いもする】
黄:慈愛に満ち溢れていて、十二神になれなかったディオニュソスに、
 その座を譲ったとも言われているんだよぉ。
朱:猫さんに干支を渡す方が居れば、もう少し平和だったはずです~。
ア:十二神将なんてのも居ますけど、
 枠を広げるという発想にならないのが不思議ですの。
黄:会員制は数が限られてるから高価値であるという、
 基本原理は無視できないんだよぉ。

 プロ野球が長年12球団なのは、数を増やすことで1球団に対する注目度が下がる為に、既存球団が渋っているのが一因と言われています。現状でさえ戦力が足りておらず、水準が低下するという建前も間違ってはいないので、痛し痒しではあるんですけど。

 切手と呼ばれるものがあります。御存知の通り、キッテと読みます。現代日本語では、郵便物に貼って料金を前納した証とする紙片を指します。近代的な郵便制度を作り上げた前島密氏が名付け親です。語源は、江戸時代にあります。当時、前払いなどをした証明書を切符手形(キリフテガタ)と呼んでいました。それを略した切手という俗語が定着していたので、流用したというのが定説です。世界初の切手は、1840年にイギリスで発行された、ペニー・ブラックと呼ばれる1ペニー相当のものです。一年程で7000万枚近くを売り上げたので現存数も少なくありません。ですが使う為に買うことと、その古さゆえ、未使用の美品となるとそれなりの蒐集価値があるようです。何故か切手というやつは、昔からコレクションの王道の一つとして挙げられます。大抵の国でシステムが存在していること、記念切手を乱発しがちで種類がとんでもないこと、一枚は小さいので場所を取らないこと、技術てんこ盛りで見た目が美しいことなどが理由となるでしょうか。もっと単純に、同好の士が多くて語り合えるからかも知れませんが、この理屈は鶏と卵のどちらが先になるかと同じで危険な面がありそうです。

(・ω・) 一人しか存在しないコレクターが狂人扱いされるのは否定できない

【限界まで誤魔化し続けて爆発させるのが基本だからな】
玄:昨今の電子マネーやポイントカードのシェア争いを見ていると、
 宗教の勧誘合戦と大して違わないように思えてくるんですが。
朱:うちの方がお得ですと誘いかける観点では合っています~。
黄:正確には、有利であると勘違いさせる戦いなんだよぉ。
玄:実態は隠し通さないといけません。
朱:隠蔽や粉飾が常態化している、お役所みたいな話になってませんかね~。


【現実を見せたら一瞬で冷めて崩壊する恐れはある】
玄:他界した後の安寧が最大の特典なところが多い訳です。
朱:どういったプロモーションを仕掛ければ良いんでしょう~。
黄:時流に乗って、あの世を動画配信するとか思い付いたんだよぉ。
玄:説法や想像図でしか伝えてなかったんですから、有効なんじゃないですか。
朱:逆に、良く今まで途切れませんでしたよね~。
黄:誰も真実を知らないからこそ、妄想で食い繋げる部分はあるんだよぉ。


【朱雀に関しては匙加減が分からずにいるんだけど】
朱:地獄が本当にあると知られるのは、抑止力になりそうです~。
玄:現代の倫理規程では、映像と音声の加工が不可欠なのでは。
黄:裏で無編集版が出回るだけなんだよぉ。
朱:規制を強くしても、闇が栄えるだけということですか~。
玄:悪魔信仰も、表の反動みたいなところがあるんでしたっけ。
黄:しつけを厳しくしたら派手にグレたなんて聞くし、
 何事も程々を忘れてはいけないんだよぉ。


【生前に見合うだけの功績があればワンチャン】
玄:各宗教が、いいとこ取りを競い合う様は面白くなる気がします。
朱:何を売りにするべきでしょう~。
黄:この多様性の時代、万人に受ける死後の世界が分からないんだよぉ。
玄:承認欲求、物欲、食欲、等々、細分化する辺りですかね。
朱:全てを望む強欲な方はどうしましょうか~。
黄:その時点で天国相当の場所に行く資格を失ってるから、
 ある意味で扱いは楽だとも言えるんだよぉ。

 宗教も、自由意志で入信、宗旨変え、棄教を行うなら、今よりはもうちょっと健全な感じが出てくるやも知れません。実際は、親が信仰していて選択の余地が無かったり、洗脳して抜け出せなかったりで、人間社会の悪いところが凝縮されているんですよね。


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