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 ミトコンドリアと呼ばれる器官があります。人類を含む、ほぼ全ての真核生物の細胞内に存在しています。その数は部位に依って変わりますが、1つの細胞につき百から数千くらいです。人間の細胞数は約60兆なので、総数は京の域に達します。主な役割は、ATPの生産です。アデノシン三リン酸の略で、語感の良さから記憶に残りやすい単語かと思われます。これは肉体を稼働させるエネルギーなので、何らかの理由で減少すると機能が低下したり、障害となって現れます。つまりは発電所の様な立ち位置です。そしてこのミトコンドリア、実は最初から持ち合わせていた訳ではありません。20億年くらい前、活動源を酸素で作る細菌を取り込んだというのが定説です。名残として、ミトコンドリアには独自のDNAが確認されています。例えるなら、特殊な技術を持っているものの資本で劣る中小企業が、大企業の傘下となって最大限に活用する感じでしょうか。母体から見ると燃料を提供してくれて助かりますし、ミトコンドリア側は生存競争に関係なく繁栄が約束されています。まさにウィンウィンの関係と言えましょう。人間社会だと一方的に利を得ることばかり考える辺り、程度としては遥かに劣ってるのかも知れませんね。

(・ω・) 横取りした方が楽なのは、自然界も一緒ではあるか

【ダメ親が遺伝的欠点を押し付け合うやつだ】
天:という訳で、修行を開始します。
黄:技術を習得する気概がある分、
 口だけの朱雀よりマシなんだよぉ。
朱:私だって、その気になれば相当なものですよ~。
月:これこそ口先番長の典型では。
黄:短所は月読みたいな大人を真似したせいにすれば、
 心の安寧を保てるというものなんだよぉ。


【そもそも竹が縦に浮いてる時点で不審極まりない】
天:水遁の術は基本と言えます。
黄:竹筒を使って水中で呼吸する技なんだよぉ。
月:水圧があるから、水面ギリギリじゃないと吸えないらしい。
黄:隠れてないんだよぉ。
朱:透明度が低い泥水とかならいけます~。
月:そんなとこに潜りたくないんだが、
 仕事だからしょうがないんだろうなぁ。


【史実を元にしたフィクションですという最強の但し書き】
天:本物の水遁は水音で注意を引いて、
 その間に逃げるという見解もあるようですけど。
朱:忍者を不当に貶めたい勢力の捏造です~。
黄:この盲信っぷりが面白いんだよぉ。
月:娯楽としての歴史は、好きなのを信じれば良いさ。
黄:問題はしたり顔で聞き齧りの知識を披露してきて、
 取り扱いに困る輩が居ることなんだよぉ。


【何処に忍ばせてたんだよと言ってはいけない】
朱:私は、冷水に浸かれないという課題があります~。
黄:これ一つとっても、適性に難ありなんだよぉ。
月:ウェットスーツでも顔は防げないから、
 潜水服を用意するしかない。
朱:むしろ目立ってませんかね~。
天:先程の偽装ではありませんが、囮としては有用な気もします。

 水と言えば、水蜘蛛もアメンボの様に水上を滑るものではなく浮き輪にするという見解が主流らしいです。表面張力を考えても、人一人が水没しない浮力を得られる訳ないだろと言われればそうなんですけど、夢が一つ削られてしまう感じですよね。
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