2010
菅新総理大臣が誕生しましたが、なんでしょう、この白々しさというか空気感。妙に熱狂してる民主党内部と比べて、国民の方は冷ややかーに見てませんか。いや、私が民主党大嫌いだからそう思うのかも知れませんけど、どうなんでしょうね。
ってか、組閣が来週になるって、各局はしごして、『四日に組閣までやりたい』と言っていた山岡氏への嫌がらせですか。そういえば、去年、民主党が勝った時、『支持率ジェットコースターか、プロレス張りの内紛を起こす』って書いた記憶がありますな。
( ・ω・) よもやダブルで的中も、あると言うのか!?
「ああ、いや、客というほどのものじゃないんだ。むしろ会いたくない部類だね」
「何か、問題でも抱えてるんですか?」
初対面で聞くようなことじゃない気もするけど、勇者という職業上、しょうがないってことにしておいてよ。
「君達は……旅人かい?」
「ええ、今日、初めてこの町にやってきました。船で、世界中を回ってるんですよ」
「それは又、今時、珍しいね」
その件に関しましては、ある意味、今更って感じがあるんで、気にしないでください。
「うーん、それじゃ、今、この町が抱えてる黒い闇も知らないだろうね」
「黒い闇?」
何だか、大仰な話になってきたような?
「そもそも、この町の成り立ちは知っているかい」
「え、と。原住民のお爺さんと、どこかの商人のハンさんが協力して立ち上げて、徐々に大きくなっていったっていう程度なら」
「ああ、その認識で間違ってない。では、ハン氏がどうなったかは、知ってるかね?」
「たしか、ことを独裁的且つ強硬に推し進めすぎて追放されたんでしたっけ」
正直、伝聞情報の上、そこまで熱心に調べたって訳でもないので、これくらいが精一杯だ。
「その解釈も、表向きであれば、そこまでは外れていないね」
「表向き?」
「大義名分としてハン氏の強硬姿勢が槍玉に上がったのは事実だけどね。実際のところは、強力な力を持つハン氏に対する権力闘争が主だったという訳だよ」
何ていうか、人間社会って奴は、何処の業界でも大差がなくて、ちょっと切なくなってくる。
「で、クーデターが成功してそれを主導していたグループが新たにこの町の実権を握った、と」
よくある話と言えば、実によくある話ではあるか。