2010
しかし鳩山代表誕生の時もそうでしたが、又しても短期決戦で、地方組織の意向とか、サポーターの意志を無視するとか、民主党の辞書に開かれた代表選って文字は無いんですかね。まあ、そんなものを期待するだけ無駄というのが、定説といえば定説なんですが。
それとも今回は、『国民は菅を選んでなんかいない』で言い逃れが出来るという、良く分からない戦術でしょうか。
( ・ω・) しかしここまで書いて菅総理が誕生しなかったらどうしよう
「うーん、アッサラームみたいに凄く活気のある町だね。
シス。言うまでもないけど、手を出したりしないように」
「こっちが言う前に、そういうのあり?」
「こういうのってボードゲームっみたいに、相手の手の先の先の先を読むものだからね」
尤も、シスの行動と言動は、ボードゲームみたいに規定の枠に嵌らないから困ったものなんだけどさ。
「それで、どうしようか?」
海路の都合と、補給にちょうどいいっていう理由が主で寄ったもんだから、具体的に何をしようっていう考えが希薄だった。
「やっぱり、情報収集かな?」
新しい土地にやってきた以上、基本中の基本ではあるよね。
「その前に、アレクさんの剣を見て回りたいと思いますわ」
「あー、そーだねー」
商業の町だし、店も多くて、良いものもありそうだ。
唯、お師匠さんの言う通りに行動するのは、どーにも釈然としないんだよなぁ。
「まあ、いいか」
納得はいかないけど、使い勝手の良い小剣は今の僕に必要なものだ。この際だから、軽くて便利な名剣を探し出してお師匠さんの度肝を抜いてやるんだ。
「お邪魔しまーす」
早速、目についた武器店に入ったのは良いんだけど――。
「あなた達の相手はしません! 今すぐに帰って下さい!」
あれぇ、初めてやってきた町で、何でいきなり門前払いを食らってるのかなぁ。
「あ、いや、すみません。人違いをしてしまいまして」
「はぁ」
何だか、こういきなりだと怒りの感情が湧くより、呆気に取られてどうしたものか分からなくなるよね。
「誰か、来客の予定でもあったんですか?」
話の流れから状況を推察して、何とはなしに質問してみた。