この作品の名は、現状は『公康・岬の猫でも分かる政治講座』ですが、最初は『公康・岬のなぜなに政治学』でした。その次が、『公康・岬の猫でも分かる政治学』で、政治『学』て程でも無いだろうということで講座に格下げとなりました。
( ・ω・) 纏めて掲載される時は、又、名が変わってるかも知れませんね
【国会議員になる為に】
公:どうでも良いとは言わんが、俺には縁が無さ過ぎる世界の気がする。
茜さんや綾女ちゃんならまだしも。
岬:そうでも無いですよ。一番手っ取り早い方法としては、
才能を認められて引退目前の議員先生の養子になって地盤を引き継げば良いんです。
公:それはそれで、恐ろしく難易度が高い気がしてならない。
岬:正攻法でこの世界に飛び込もうと思ったら、方法は二つです。
自分の選挙区で立候補し、規定人数内に入り込むか、政党の比例名簿に名前を載せてもらい、
その順位以上の比例票を獲得することを祈るかです。
公:もう少し分かり易く。出来れば、幼子に文字を教える母親レベルで。
岬:では衆議院を例に説明しましょう。衆議院の定数は480です。
その内、小選挙区が300、比例代表が180になります。
公:小選挙区ってのは……あれか。街角にポスターが張ってある。
岬:そうですね。一般的に選挙というと、こちらの方が分かり易いでしょう。
町長選、市長選、知事選等と同様、複数人の立候補者から一人を選ぶ選挙です。
一位の方に一票でも負けていると、それ以下の方は落選となります。
ちなみに、当選する人数が一人の地区を小選挙区、三人から五人程度を中選挙区、
それ以上を大選挙区と区分することもあります。
現状、衆議院は小選挙区がメインなので、そこは難しく考えなくて良いですけどね。
公:何人出てこようとバトルロイヤルでの一位獲りか。分かり易くて良いな。
岬:その為、敵対する政党がピンポイントで対立候補を擁立することも少なくありません。
最近では刺客という名称が一般的ですかね。
公:余り聞きたくないんだが……負けた政治家先生はどうなるんだ?
岬:有力な方であれば比例名簿の上位に名が載っていることが殆どですので、
復活当選をすることが多いです。無所属や微妙な立ち位置の方は……最悪、無職です。
政治家は、選挙落ちれば、只の人、とは良く言ったものです。
公:肝に銘じるべき恐ろしい話を聞いたところで、次はその比例選出についてだな。
今項目の纏め:小選挙区は一地区に付き一人を選ぶ選挙。二位以下は得票数に関わらず落選する。
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