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 バイオリズムというものがあります。いえ、ありましたと表現するのが妥当でしょうか。人の感情、知性、肉体は、一定の周期で増減を繰り返すというもので、二十年前くらいにちょっと流行ったことがありました。その起点となるのが生まれた日という時点で、相当怪しいものがあります。しかも一周期に掛かる日数が、正確に何日と区切られているという、オカルトの要素がてんこ盛りの理論です。ある程度、調子がいい時と悪い時が交互にくる、くらいなら分からんでもないのですが、その間隔や程度は個人でバラバラだろうというのが、常識的な見解だと思われます。まあ、最先端科学なんてものは、一般人の理解が及ぶ域に無いので、絶対に無いとは言い切れませんが。いずれにしても信じるに足る根拠はありません。占いや賭博と一緒で、嗜んで楽しむくらいならいいのかも知れませんが、人生を捧げる程になると本人だけでなく関係者も迷惑なので、程々が一番だと思う次第です。

(・ω・) 疑似科学って、高校レベルの知識があれば引っ掛からないよね

【結局は掌の上の孫悟空か】
岬:実務は殆ど一柳さんに任せてるにも関わらず、
 国人衆や商人が私に面会したがることが少なくないんですよね。
結:実に言いづらいことではあるのですが。
舞:読み合いをしないといけない老中殿と、それを面倒くさがる御館様。
海:どちらと対話したいかと言われれば自明であろう。
岬:ですけど私、細かい内情とか知りませんし、適当に相槌打ってるだけですよ。


【それは家臣が言っていいことなのだろうか】
綾:こちらと致しましては、油断している面々を隠れ見て、
 本心を読み取るのに重宝していますわ。
舞:鬼のような所業を聞いてしまった気がする。
結:まさか、御館様そのものが一種の囮であろうとは。
海:定石を無視しすぎていて、何とも言えない気分になってきたでござる。
綾:大将が身を削る覚悟なくして戦果をあげようというのは、甘えですことよ。


【漢字で書くと樹懶だから読めなさそう】
岬:私は、後世にどういう感じで語られるんでしょうね。
結:そこを掘り下げていっていいのであろうか。
海:とりあえず、竜とか虎の様に格好いい二つ名は付かないと推察される。
舞:山中に潜む巨獣くらいが精一杯な感じか。
岬:直球でナマケモノの名を冠さない辺りに、ちょっとした配慮を感じ入りました。


【織田信長という現代に至るまで弄ばれ続けてきた男】
舞:しかし後の世の話となると、副官が過大に評価されるというのがありがちだ。
岬:それは概ね事実なので、敢えて否定しようとも思いませんけど。
結:もしや紙一重の解釈で、御館様が有能な配下を使いこなす、
 とてつもなく大きな器の持ち主ということにはならないだろうか。
岬:それはそれで何か凄く面倒な感じがしないでもないですけど、
 私が死んだ後の話でしょうから、割とどうでもいいです。

 たまたま、この世界の綾女の野心が皆無に近いからというだけで、こんな大名が居たら、あっという間に国盗りされるとは思っています。
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