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 まあ、民主党の敗北というか、惨敗が確定しそうな流れですが、一因は結局、枝野幹事長だったんじゃないですかねぇ。彼に、政局屋は無理だと就任当初から言ってた私。菅総理の代わりに首を刎ねられるのが、濃厚な模様です。

( ・ω・) 露骨な人気取りに走った結果がこれとは……選挙って怖いね

「どうした、どうした」
 そこに、一階に部屋をとっていたモロゾフさん一行が姿を現した。
「眠い……」
 ジュリが、頭をフラフラさせながらそんなことを言っているのが聞こえた。正直な所、眠いなら素直に寝てれば良いと思うんだけど、どうなんだろう。
「あー! この熊親父とチビガキ。何でこんなとこに居やがる!?」
「てめぇら、実はグルだな、あぁん?」
 いえ、その件に関しましては、その様に取り扱われるのは実に心外です。
「やれやれ、バレてしまっては仕方がない。今すぐ帰って、下っ端幹部にその様に伝えてくれたまえ。俺達は、どんな巨大な組織であろうと、真っ向から受けて立つぞ」
 そして、何で何事も無かったように運命共同体みたいな扱いにしてるんですか。あの作戦とも言えないしょうもないものを実行するつもりなら、三人……いや、ジュリは可哀相だから、トーマスさんと二人でやって下さい。僕達は御免ですからね。
「けっ、これだけ失敗して、手ぶらで帰れる訳ねーだろうが!」
「せめててめぇに縄付けて、責任を全部なすりつけてくれるわ」
 さりげなく、凄く切ない発言があった気がしてならない。いや、それで矜持が維持できるって言うなら、別に僕として言うことは無いんだけどさ。
「うおぉぉりゃぁ!」
 相も変わらず、拳の握り、体重移動、そして拳速と、全てに於いて凡俗以下の能力を披露するチンピラ一号。折角だから、モロゾフさんがどう捌くか、見物しようかな、と。
「オッホー」
 なんて思っていたら、トーマスさんが間に入って、文字通りの壁になった。成程、危険が迫ったらこうやって二人を守るのが役割な訳ね。

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