2010
2010年参議院選の公示がされたとかされないとか。まあ、今回は主要9党、自民、民主、公明、国民、社民、共産、みんな、たちあがれ、改革、比例で何処も1議席は獲得しそうなので、比例は投票先を選ぶ甲斐がありそうですよね。首長連合は……マスコミ戦略で完全に遅れをとった感が。小沢前幹事長並のステルスモード。選挙でステルスは、何の意味も無いよ! 幸福実現党? そんなのありましたっけ?
選挙区に関しては民主党の支持率が盛り返したので、面白味は無さそうです。一人区は民主と自民の一騎打ち、二人区は民主と自民が分けあい、三人区になってやっと公明党辺りが食い込めるみたいな。親民主、反民主の構造になりそうですね。小政党に民主の票が流れるのか、自民の票が流れるのかが良く分からないところが、話をややこしくしています。
( ・ω・) 正直、獲得議席予想は恥を掻くだけだからやめておこうぜ!
「それで、今日は御礼参りですか」
はぁ、あんだけ実力差見せておいて、掛かってくるなんて、これだから程度の低い人達は困るなぁ。
いや、僕達がバラモス倒そうとしてるのも、似た様な無謀っぷりって感じもするんだけどさ。
『マホトーン』
「んあ?」
不意に、呪文を封じ込められた。
な、何だ? こいつらにそんな真っ当な知性があるとは思えないし、大体、奴らより後ろから――。
「へっへっへ。昨日、てめぇにやられたのは、猪口才な強化呪文のせいよ。純粋な体力勝負なら、ガキ一人と女二人に遅れをとる俺達じゃねぇ」
身体的な強さなら、僕よりシスやアクアさんの方が上かも知れないって言うべきかなとも思ったけど、面倒だからやめておいた。
「ま、何でも良いや。ほら、掛かってきてよ」
世の中、話せば分かるなんて能天気なことを言う人もあるけど、僕の考えはちょっと違う。と言うか、話して分かる相手の方が少ないんだから、そういう時は力で圧倒した方が手っ取り早い。
「舐めんなよ!」
良い剣は、場合に依ってはその持ち主よりも的確に戦いの場を心得てる様な気がした。
僕がその空気を理解するよりも早く、僕の右手はイヅナを引き抜いていて――電光石火の様な一閃を、襲い掛かってくる二人に浴びせていた。
「……」
「……」
時が止まったかの様な沈黙と硬直が場を支配した。
一振りで、空間さえも変質させるような威圧感。軽々に力を誇示することすら躊躇われ、ある種の畏怖さえ覚える程だった。
「てめぇ……一体、何をしやがった」
全身を固まらせたまま、チンピラの片割れがそう口にした。