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 テディベアという名で呼ばれる存在があります。英語表記だとteddy bearです。熊のぬいぐるみを総称したもので、商標の類ではありません。teddyは、アメリカ合衆国第26代大統領、セオドア=ルーズベルトの愛称にちなんだとされています。1902年の秋、彼は趣味である熊狩りへと出かけたのですが、その日は獲物に恵まれませんでした。そこで同行していたハンターが気を利かせて熊を追い詰め、最後の一発を大統領に任せるという接待を試みます。しかし傷付いた者を倒すのはスポーツマンシップに反すると拒否しました。これが翌日、『美談』として新聞に載り、それに乗じたメーカーが名を冠して販売したのが成り立ちとされています。百年以上前の話だからなのか、欧米系の文化との齟齬なのかは分かりませんが、首を傾げてしまう部分があるかも知れません。少なくても私は、良い話なんだろうかという感想です。生殺与奪を握った状態だからこそ見逃してやるなんて発想に至る訳で、実にアメリカ的であるという気もしてきます。殺らなければ殺られる状況なら、間違いなくぶっ放してたでしょうし。とはいえ、テディという音の可愛さが定着した理由の本質で、人物はあんま関係無いのかも知れません。物が売れる理由の何割かはネーミングですし、そこら辺のセンスを要求される仕事は無くならないんでしょうね。

(・ω・) それとも、人工知能が作っちゃう日が来るんだろうか

【危うさを感じて即日で逃げ出しました】
茜:こないだ、『そなたからは邪気を凝縮した禍々しさを感じる』、
 って風来坊に評されたんだけど。
千:初見で看破するって、中々の腕前なんじゃないかな。
麗:第一印象だけは良いですからね。
茜:『背後から黒いもやの様なものが漏れ出ていた』とも言ってたっけ。
麗:それが事実なら興味深いことこの上ありませんし、話をしたかったです。


【今更どう思われようと何かが変わる関係でもない】
千:まあ、付き合い長いと感覚が麻痺して程度が分からなくなるんだけど。
麗:今更ですが、どれほどの邪悪なんでしょう。
千:官位みたく、階級で示してくれれば分かりやすいのに。
麗:そういうのって、認定する側に眼力が無いと信頼に欠けるんですよね。
千:朝敵って言葉も、一括にされてて強弱が無いしなぁ。
茜:こんなことを本人の側で言える辺り、本当に染まってるのかも知れない。


【独り身は運命の相手と出会えてない的な理屈だ】
茜:でも悪いことばかりって訳でも無かったよ。
  『名君と巡り合えば、天下の補佐役となれる器でもある』らしいし。
千:公康は、違ったってことね。
麗:日の本はそれほど大きい島ではないそうですが、
 それでもたった二人が遭遇するには広すぎます。
千:結果として力を合わせたから歴史に名が残るだけで、
 他人のままな場合が殆どなんじゃないかって気もしてる。


【自分の感情が本当のものであるかは永遠に分からない】
千:その人、茜さんを倒すことが生きる目標になるんじゃないの。
茜:隠れた駿馬に活力を与えただなんて、私ってば何て素晴らしいのかしら。
麗:こういうことを平然と言える辺りも相当です。
千:どうあれ、稀有な資質の持ち主だと思う。
麗:私達はそこに惹かれて臣下を続けてるんでしょうね。
千:好意的な表現がされたけど、それすら誘導させられてるんじゃなかろうか。

 結局、何者が3勢力を訪問したのかは謎のままですが、真っ当な戦記物であればいずれ判明するタイプのエピソードなのでしょう。ええ、あくまで真っ当なという但し書きが付いてしまいます。
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