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 さて、本日より始まる新章にて、新キャラが登場します。出てくる奴らの種族がバラバラな為、一柱なのか、一匹なのか、どう数えていいか分からないので一人と総称しますが、ともあれ新しいのは一期につき一人と去年辺りに決めました。つまりは、一年に一人ということです。プリンシパルの枠はマモンということになりますね。これは、思い付きで新しいのを出すと、その後の扱いが実に残念になる可能性が高いという、切実な事情を勘案してのものなのです。私はこれを、『鳳雛の悲劇』と命名致しました。『落鳳坡かよ!』と、分かる人を更に狭めていくツッコミはさておくとしまして。
 そしてその新キャラの初出は、一期冒頭のオムニバスが終わった次の回というのも決めました。つまりは二話目ということです。こうすることに依って、次のキャラを構築するのに一年間という猶予期間を得られるのです。逆に言うと、もう考え始めていないといけないことになるのですが、今のところ、何の宗教にするかもノープランです。夏頃に煮詰め始めればへーきへーきと、浪人生みたいなことを言っておきましょう。結局、今回も宗教と性格的な方向性は割と早く決めていたのですが、具体的にどの偉いさんにするかは、先週くらいまで確定させてなかった気がしてなりません。一年の準備期間とはなんだったのか、浪人は本当に人生にとって有意義なものなのか問われるというメッセージが籠められているのではないでしょうか。

(・ω・) 結局は今年も、適当で緩い流れになる訳ですよ、これが

【温泉回は業界の必須事項です】
朱:ふに~、極楽極楽です~。
天:今時、温泉に入って、この言葉を口にする方も珍しいのではないでしょうか。
白:いやー、穴掘ってたら湯が噴き出した時はどうなることかと思ったよ。
黄:人んちの山、勝手に掘り返しやがって、なんだよぉ。
白:変温動物の黄龍にとっちゃ、大事な暖を取る手段じゃないの。
黄:たしかに氷河期を思えば命を繋ぐものと言っても過言ではないけど、
 結果オーライで居直ってる事実に変わりはないんだよぉ。


【腹は減るけど長生きらしい】
朱:ところで~、極楽って仏教でのすごい世界のことですよね~?
黄:人を含めて、生き物は六道の苦難に満ちた世界を巡るものだけど、
 悟りを開くことで解脱し、極楽へ行けるようになるんだよぉ。
朱:天道、人間道、畜生道、修羅道、餓鬼道、地獄道でしたっけ~。
白:餓鬼道に堕ちたら、二日で死ぬね、あたしゃ。
黄:いや、死んだ結果その世界に行くようなもので、
 大体、簡単に飢え死に出来るなら、システム自体が成立してないんだよぉ。


【夢のカード連発で観戦マニアも納得】
天:修羅道など、逆に喜ぶ戦闘狂が居そうですけども。
黄:バトル漫画の主人公達を送り込んで、半永久的に潰し合わせるんだよぉ。
朱:この世界の支配者は、阿修羅さんでしたっけ~。
白:あー、思うに自分と同等のバトルマニアを生み出す為、蠱毒的に作ったんだろうね。
黄:トーナメントの方が短期的な人気は確保できるだろけど、どうせ死ねないんだし、
 ありあまる時間を有効活用するということで、総当たりを採用するんだよぉ。


【蜘蛛の糸ってそういう話だと思うんだ】
白:んでさ、極楽って一度行ったら帰れないの?
黄:何の憂いもない世界から、なんでわざわざ戻ってくるんだよぉ。
白:下々が苦しむ姿を見てこそ、自分が如何に恵まれてるか分かるもんじゃない。
黄:言ってることは案外正しい気もするけど、それって全然悟れてないよなと、
 パラドックスが生じてきた気がするんだよぉ。

 割と普通に六道システムで人気ラノベを作れそうなものですが、もう既にあるんですかね。人気作が無いなら、私もちょっと考えてみましょうか。
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