2021
一升瓶と呼ばれる容器があります。イッショウビンと読みます。升とは尺貫法に於ける体積の単位で、1升は10合と同等です。そのサイズは時代や地域で違うという、曖昧極まりないものでした。しかし明治時代にようやく統一され、約1.8リットルに相当すると定められました。日本酒や焼酎といった和系のお酒を詰めることが多いものです。なので例え紙パックであっても、1800mlというのが一つの規格として存在しているのです。一方で、ワインは750mlという容量が一般的です。この起源は、輸入国家であるイギリスと、輸出する側のフランスにあるとされています。当時のイギリスはヤードポンド法を採用していて、液体はガロンで数えていました。1ガロンは4.5リットルくらいになります。対するフランスの主要産地であるボルドーでは、225リットルの樽を使うのが標準で、公約数的に750mlというのが都合良かったようです。十進法とメートル法に慣れすぎると、なんか半端だなと思う数字をチラホラ見掛けますが、それなりに理由があるものなのですね。
(・ω・) 無論、中身を減らしてお値段据え置きのサイレント値上げは別である
【金銭的保障をしなきゃならないから踏み切れなかったらしい】
?:警部補。螺旋階段の踊り場からスピーカーが発見されました。
どうやら撹乱が目的のようです。
メ:小細工を、弄してきた。
マ:思いっきり引っ掛かったんが言うと滑稽やな。
玄:警察とは、こうあるべきだという手本を示しているのでしょう。
メ:雑音がうるさいし、やっぱり休館にして部外者を排除すべきだった。
【闇ではなく光に紛れるというのも有りっちゃ有りだな】
マ:ちゅうことは、心理的死角を狙うはずや。
具体的には、真上なんかが怪しいで。
?:ほむ。
玄:シャンデリアに、人影らしきものを確認できます。
マ:ゆうといてなんやけど、眩しくないんか、あれ。
玄:サングラスを掛けているようですし、
顔バレ対策を兼ねているということなんじゃないですか。
【悪の幹部と同じく空気を読まないことはしないのだ】
?:このままでは、話がしづらいの。
マ:あの高さから、ひとっ飛びで飾りもんの円柱に飛び乗ったで。
玄:そういえば怪盗って、大抵は身軽ですよね。
探偵は運動神経が欠落している方も少なからず居ますのに。
マ:ドローンやらを駆使して自分は動かんのも可能やろけど、
それを怪盗と認めるかは微妙やんか。
メ:あれだけ派手に登場したのに、
しょうもない雑談の為に待ちぼうけを食らってる様は少し面白い。
【そんなヤワな人が始める商売ではない気もするけど】
則:妾は、キューティ怪盗・則天じゃ。
お見知り置きを、とでも言うておこうかの。
メ:なんか生意気。
玄:弱気や内気な怪盗というのも、親和性が低いと思います。
マ:それより、キューティゆう年やあらへんてツッコみたくてしゃーないで。
玄:或いは、怪盗を自認する気恥ずかしさを、
上塗りすることで薄めようという高等戦術なのやも知れませんよ。
探偵物といえば警察と怪盗が欠かせませんが、武則天とメタトロンのどちらを配するかは直前まで悩みました。その末にライバル要素よりトリックスター成分を優先しましたが、正しかったと思いたいです、はい。
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