2024
メガロドンと呼ばれる魚類が居ました。2300万年から300万年くらい前の海に生息していたとされています。ホオジロザメの近縁で、最大の特徴はその巨体です。15メートルを超える個体も少なからず存在しました。現存する鮫系統で最も大きいのはジンベイザメですが、10メートル程度が標準です。しかもジンベイザメの主食はプランクトンなのに対して、メガロドンはバリバリの肉食で鯨さえ捕食するとのことです。歯は人の掌ほどあり、開いた口は2メートルに達するので人間など一溜まりもありません。我々が煮干しを食べるくらいの感覚で、骨ごと噛み砕かれることでしょう。そんな最強鮫として知られるメガロドンですが、前述の通り絶滅してしまいました。理由は、未だ研究中です。体温が他の種より高く氷河期に餌を確保できなかった説、ホオジロザメとの生存競争に敗れた説、シャチに総合力で完敗した説など様々です。或いは、これら全てかも知れません。海洋深部は謎が多く、もしかしたら近い子孫が生き残っていないとも限りません。ホオジロザメは食用になりますし、意外と味が悪くなかったりするんですかね。
(・ω・) 何でも食ってみる挑戦者は、至るところに居るのじゃ
【運動会を始める子猫みたいなもの】
則:近頃、実に寝覚めが良い。
朱:眠る必要があるんでしたっけ~。
黄:生前の習慣は抜けないんだよぉ。
朱:起きてても碌なことをしないはずです~。
黄:もしも不眠になったら邪魔くさいし、
気絶でもさせるつもりなんだよぉ。
【仏教的な悟りから限りなく遠い】
則:飯もすこぶる美味い。
朱:亡くなる前より充実してませんかね~。
黄:庶民の幸せを理解する良い機会なんだよぉ。
則:充足感は気の持ちようで、貧富は関係あるまい。
朱:だそうですけど~。
黄:分かった上で権力欲を失わなかったのは、
業の塊だからな気がしてきたんだよぉ。
【ポイ捨てよりはマシって程度】
則:りさいくる、とやらに興味を持った。
朱:唐突なエコロジーへの目覚めです~。
黄:多分、違うんだよぉ。
則:蹴落とした輩でも、使いようはあるものじゃ。
朱:最後まで無駄がありません~。
黄:徹底的に利用してるだけで循環とは無縁だけど、
資源の方も割とそんなもんなんだよぉ。
【やらかしたら容赦なく潰すだろう】
黄:黒龍達の活用法は思い付かないんだよぉ。
則:堕落の象徴として撃滅すれば良いではないか。
朱:やり口が天使さんです~。
黄:龍族ブランドが傷付くのは嫌なんだよぉ。
則:ならば飼い殺しが無難じゃな。
黄:別に監視下って訳でもないけど、
敢えて生かしてるのはそんな感じの理由なんだよぉ。
天使と悪魔の争いは言うなれば内輪揉めで、個人的には正義対悪の構図である雰囲気を感じません。これは私が東洋的な思想の持ち主で、無常観が強いからだと思われます。なので考え的には相容れないのですけど、完全に否定すると同類になってしまうジレンマを抱えている次第です。
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2024
保安官という役職があります。アメリカの公務員である、sheriffの和訳です。主な業務は地域の治安維持です。西部劇でならず者を一掃したり、逆にやられ役となる印象が強いのではないでしょうか。アメリカという国家は、元はイギリスの植民地でした。その為、行政システムなどをコピーしている部分が散見されます。保安官制度もその一つです。イギリスでは古来から自治の概念が強く、知事的な立場の権限は強いものでした。シェリフとは本来、こういった代官を指す単語です。アメリカで踏襲された際、細かく分割された地方自治体それぞれに保安官が配属されます。この時点で犯罪対策が主な職務になります。警察と最も違う点は、その規模です。人口の関係で組織と呼べるほどの人数を揃えられず、補佐を含めてせいぜい数名程度で職責を全うしなくてはいけません。特に西部開拓時代は政府の力が及ばない土地が多く、果たさなければならない責任は重かったようです。言うなれば警察署長みたいな立場にも関わらず現場に出なければならないところからも察せられます。同時に、代名詞とも言える星印のバッジは権威の象徴です。ちゃんと仕事をしていれば憧れの目で見られたことでしょう。やろうと思えば幾らでも汚職が出来るので、振れ幅は大きい気がしますけどね。
(・ω・) 現代の保安官は、警察と別組織なのがややこしい
【頑張ったで賞みたいなものか】
則:金めだるとやらを所望する。
黄:また変なことを言い出したんだよぉ。
朱:種目はなんでしょう~。
則:その様な些事は気にせぬ。
黄:欲しいのは権威みたいなんだよぉ。
朱:どうせ思い付きですし、
適当に作ってあげたら満足しそうです~。
【積極的に欲する理由がイマイチ分からん】
則:二着以下がおらぬ金に価値があるのかえ。
朱:まともなことも仰ります~。
黄:何なら、大量の敗残者が居てこそなんだよぉ。
朱:皇帝さんと変わりませんね~。
則:頂点とは、そういうものじゃ。
黄:昔トップだったことがあるけど、
あんな疲れるものは無いと思ってるんだよぉ。
【歴史的にはエメラルドを入れるべきでは】
朱:メダルは金銀銅じゃなくて、宝石でも良いですよね~。
ダイヤモンド、ルビー、サファイアみたいな~。
則:玉を尊ばぬとは、この国賊め。
朱:世界的な人気は無いですし~。
黄:そもそも翡翠、琥珀、瑠璃、瑪瑙とかに、
序列らしきものは無いんだよぉ。
【それ以前に関係を表現するのが難しい】
黄:しょうがないから、黄龍印の勲章をあげるんだよぉ。
朱:偉い方の認定には価値があります~。
則:その様な箔があるとは知らなんだ。
朱:嫌味を言われてますよ~。
黄:微笑ましい気持ちで受け取りやがれなんだよぉ。
朱:世間的には友情の証っぽさがありますけど、
この御二方だと良く分からない感じです~。
日本の国石は翡翠です。縄文時代から大々的に発掘、加工していて、勾玉などの装飾品にしていました。大陸に献上した記録があり、重要な輸出品目であったとされています。仏教伝来から近年まで低迷期でしたが、再評価の兆しがあります。国石認定が2016年と最近だったりするので、本当に隆盛するかは分かりませんけどね。
2024
鼯鼠と呼ばれる動物が居ます。ムササビと読みます。リス科ムササビ属の哺乳類を総称したものです。モモンガの近縁ですが、一般的にムササビの方が大柄です。最大の特徴は前脚から後脚の間に皮を張っていて、ある程度なら滑空して移動できる点です。その距離は通常で数十メートルといったところですが、条件が整えば100メートル級の大ジャンプも可能とされています。この能力を獲得したのは、効率よく動いて主食である木の実や虫を集めるのが第一に来ます。また大きい個体でもせいぜい50cm位の体躯しか無いので、地上で肉食獣に狙われたら一溜まりもありません。そこで枝から枝に飛び移ることで、戦闘になるリスクを軽減する目的もあります。ちなみにムササビという種は、日本固有のものです。北海道以外の広域に生息しているので、深めの森であれば近場に住んでいるかも知れません。鳥獣保護法の関係でペットとするのは不可能なので、どうしてもという方は近いモモンガで妥協せざるを得ないとのことです。
(・ω・) 室内飼いで飛べないのはストレスにならんのかいな
【文明にかぶれた軟弱者の思想よ】
白:謎のビームを発したい。
黄:接近戦のスペシャリストのくせに、
遠距離攻撃の手段を獲得しようとしてるんだよぉ。
朱:ちょっと卑怯じゃないですかね~。
白:野生の経験が無い朱雀らしい意見。
黄:狩りに失敗した日数だけ絶食が続く訳だし、
美学とか文字通り腹の足しにならないんだよぉ。
【どうでもいい思索は嫌いじゃないけど】
白:直に当てなくても、
木を倒して逃げ道を限定するとか便利そうじゃん。
黄:たまに小賢しいんだよぉ。
朱:アクションゲームのギミックっぽいです~。
黄:戦いの時だけ脳がフル回転してるんだよぉ。
白:少しくらい反論しようかと思ったけど、
たしかに他で頭を使ってると言い難い自覚はある。
【金属性だし雷撃だろうな】
黄:というか、何処から発射するんだよぉ。
朱:肉球だと足を止めなくてはいけません~。
黄:となると口か目なんだよぉ。
白:尻尾も良さげ。
朱:全方位に放てそうな恐ろしさがあります~。
黄:そんなのはボスの中でも上位の強さだけど、
白虎の格的には違和感が少ないんだよぉ。
【青龍も自分でやった方が早いとか言い出すタイプ】
白:黄龍も似たの使えたはずだし教えて。
黄:ギュンッとしてブワーッとするんだよぉ。
朱:見事なまでの感覚派です~。
白:弟子らしいのが居ない理由が分かる。
朱:後進を育ててこそ一流と言いますが、
龍族は優秀すぎて苦手分野なのかも知れません~。
黄龍ちゃん世界でエネルギー波的な技はどういった立ち位置なんでしょう。昔、月読と麒麟が戦った時は神器全投入で間合いを詰められないとか言ってましたし、誰でも使えるものでは無いのかも知れません。案外、ミサイルを装備できるであろう玄武がこのジャンルでは強者なんですかね。
2024
東雲という単語があります。トウウン、またはシノノメと読みます。音読みでトウとウンは良いとして、シノノメは何処から来たんだと思われることでしょう。元は篠(シノ)の目であったという説が有名です。古代では篠竹を編んで窓に設置し、採光を調節していました。隙間である目から入ってくる少なめの光を黎明の薄明かりになぞらえて、太陽が昇る時間帯を意味するようになります。そして東雲の雲はクラウドよりスカイに近く、暁の方角という意味で字を当てられた訳です。こういった熟語に合わせて訓読みすることを熟字訓と称します。大人や秋刀魚辺りが分かりやすい例です。知らなければどうにもならない日本語の難解な部分であると同時に、経緯に趣を感じる一面もあります。ちなみに夜明けの類義語は、曙、有明、早暁、鶏鳴、彼誰時、暁天、朝ぼらけ、平明、明け方など、大量にあります。言葉遊びを好む民族性の賜物でしょうが、日の出に希望を感じて編み出した側面があるのかも知れません。
(・ω・) 夕方もやたら多いことからは目を背けることにする
【食事量と燃焼量が比例するのかも知れない】
白:食欲ってのは、脳が制御してるらしい。
黄:調整失敗すると、拒食症や過食症になるんだよぉ。
朱:白虎さんの頭は大丈夫でしょうか~。
黄:適正体重を維持してるところを見るに、
正常に働いてるとしか言い様が無いんだよぉ。
朱:私ばかり言われますが、
白虎さんの代謝も充分に研究対象だと思います~。
【世間が天災と呼ぶ存在なのかもね】
白:それを言ったら食べなくても莫大な力が出る、
龍族の方がどうかしてるんじゃないの。
黄:流石に腹ペコだと八割程度なんだよぉ。
朱:充分です~。
白:普通の動物は二割も出ないから。
朱:飢餓で我を忘れた時の脅威度が、
他とは比べ物になりません~。
【気付いてしまうと堕落まっしぐら】
白:密猟って人間のルールだから、
私は守らなくて良いんだよね。
朱:野生動物としてはそうでしょうけど~。
黄:仮にも規律を重んじる聖獣なんだよぉ。
白:むしろ偉いのほど立場を使い分ける印象。
黄:その真実を語るのは面倒だから、
すぐにでも封印してしまいたいんだよぉ。
【卑屈なネコ科も嫌ではある】
朱:そういう考え方をすることに驚きました~。
黄:権利者の許可とか発想すら無いはずなんだよぉ。
白:一応、黄龍には言ってるじゃん。事後承諾だけど。
朱:許諾と言うんでしょうか~。
黄:権力抜きでこれだけ傍若無人なのは、
やはり肉食獣の不遜が理由と思われるんだよぉ。
動物の消費エネルギーは、生態に大きく依存します。燃焼が速いと活動的に動ける反面、餌にありつけなければすぐさま餓死してしまいます。一方でナマケモノの様に行動を減らして食料を節約するのも居ます。人間も個体差がありますけど、無芸大食なんて言葉が示す通り、食うからと言って有能とは限らないのが難儀です。
2024
ベニヤ板と呼ばれる木材があります。合板の別称です。切り倒しただけの樹木をそのまま使うのは不都合なので加工する訳ですが、その手法で幾つかに分類されます。乾燥させ、切り分けただけのものを無垢材と称します。組織の切断を最低限に抑えているので頑丈です。しかし天然物の為、質や大きさを求めると入手難易度が上昇する欠点もあります。一方で合板とは、薄く切った木を張り合わせて厚みを持たせたものです。安価で軽量というメリットがあるものの、耐久面は劣ります。正確な話をすると、ベニヤとはスライスしたペラッペラの状態を指します。これを単板と言います。幾層にも重ねることで合板になりますが、日本ではベニヤ板と同義なのが定着してしまいました。なので本職に使うと渋い顔をされるかも知れませんけど、日常会話なら問題は無いでしょう。合板の考え方自体は古代エジプトまで遡ると言われています。しかし大局的に見ると、建造物の大型化や消費社会への移行などもあって素材の供給が追い付かず、ここ100年程で急速に発展した技術です。接着剤も高性能化していますから、いずれ安物の代名詞でなくなる可能性はありますね。
(・ω・) 見た目に関しては数世紀は抜けないかなぁ
【遠望固定だと地味さが否定できない】
白:ハンティング動画って需要あるかな。
朱:ジャンルが分かりません~。
黄:サバイバルなのか、野生動物ものなのか、
はたまた調理技術なのか、なんだよぉ。
白:アクション系を忘れてる。
黄:それは演者より撮影が重要なんだけど、
そんなスキル持ちが何処に居るって話なんだよぉ。
【極端な巨大化が難しいのもそれ】
白:いや、肉食獣の狩りって本能任せじゃん。
後世の為にノウハウを蓄積すべきな気がして。
黄:思ったより壮大な理由だったんだよぉ。
朱:捕食対象としては困ります~。
白:うまいこといけば新たな発見があるかも。
黄:普通なら大乱獲時代が始まる流れだけど、
結局は餌不足を招くのが自然の摂理なんだよぉ。
【良くも悪くも強欲さが飛び抜けている】
黄:前提として、知識を体系化して伝承するのは、
ほぼ人間の専売特許なんだよぉ。
朱:最大の問題は、皆さんが素直に学ぶかです~。
白:ネコ科には学習意欲が無いみたいに。
黄:大抵の動物は生活が保障されたらダラけるし、
人類がおかしいのかも知れないんだよぉ。
【奥義書には精進とだけ書かれていました】
白:試しに上げてみたけど、
速すぎて真似できないって言われた。
朱:誰よりも身体能力依存でした~。
黄:隼の手法は、梟の参考にはならないんだよぉ。
白:考えたら、飛び掛かって急所を狙うしかしてない。
黄:匠の技も正確に切るだけだったりするし、
簡単に模倣できるんなら苦労しないんだよぉ。
業界の発展を目的とした情報共有は、現代だと一般的な考え方かも知れません。しかし開発した側からすれば何でタダでくれてやらないといけないねんとなる訳でして。特許権や著作権なんかがちゃんと守られるからこそ成立する思想であることを肝に銘じるべきなのでしょうね。