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 ミーハーという俗語があります。良く言えば、流行に敏感といった感じの意味合いです。但し上っ面だけを嗜むニュアンスが強めで、侮蔑としての用法が主流になります。誕生は昭和初期と百年近い歴史があります。語源については諸説ありますが、みいちゃんはあちゃんの略であるというのが知られています。当時の女性は『み』と『は』で始まる名前が多く、愛称を一纏めにしたものです。言い換えると、女の人は目新しい存在に飛びついてはすぐに飽きる傾向があると認識されていたのです。事実であるかは、各々の判断に委ねようと思いますが。派生語に、ソーラー族というのがあります。音階はドレミファソラシドで表記されますが、『ミ』と『ファ(ハ)』の上ということで、少し高尚な趣味の持ち主を指します。昭和30年くらいに生まれたのですが、あまり浸透せず消えました。こちらは、自ら名乗るのが良くなかったのかも知れません。道義的に言えば嘲りも褒められたものでは無いのですが生き残る辺り、人間は悪口が大好きな生き物なんでしょうね。

(・ω・) 軽い音の響きが絶妙だったのもありそう

【枷を外す為に退職勧告されかねないぞ】
芽:ガイアメイドを目指そうと思う。
長:解説を求めるわ。
芽:このチンケな屋敷に囚われず、
 母なる大地を世話することが本懐だと気付いた。
長:給料貰ってる相手に対する発言じゃないわね。
芽:金に縛られるようでは、大望を果たすことは難しい。


【奉仕とはなんぞやと問い掛ける意図があるのかも】
長:具体的に何するつもりなの。
芽:植林、とか?
長:緑が多いと自然豊かって感じするけど、
 地球なんて元は赤茶けた荒野だったのよ。
芽:相手がどうありたいかなんて無視して、
 こっちの理想を押し付けたがるものではある。


【街中だと幾ら掛かるか分かったもんじゃないし】
芽:定期的に美容師を招いて髪を整えてくれるのは、
 便利だけどどういった福利厚生なのだろう。
長:あんたみたいに放っておくのが居るからでしょ。
芽:予約とかめんどいし、そもそも繁華街が遠すぎる。
長:文句は予算をケチって、
 山奥にお屋敷を建てた御主人様に言いなさい。


【ベリーショートにするしかなくなるやつだ】
長:別に、私が切ってあげても良いんだけど。
芽:お母さんカットみたいなのでノーセンキュ。
?:微笑ましい光景じゃないですか~。
芽:それに恨みを抱いてる相手が、
 刃物を持って背後に立つとか恐ろしい。
長:流石に刺したりはしないと思うけど、
 衝動的にバッサリやっちゃうかもね。

 自分の面倒すら見きれない奴がメイドを名乗るのは片腹痛いような気もします。しかし仕事とプライベートで別人なタイプも居るので、一概に言えない部分はあります。芽依に関してはどっちもダメなので、そういった次元の話では無いんですけどね。
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 ニライカナイと呼ばれる概念があります。ニルヤカナヤと表記されることもあります。琉球諸島の伝承で、遥か彼方に存在する理想郷といった意味合いです。他宗教の天国や極楽に相当し、海の向こう側にあるとしています。対となる言葉に、オボツカグラが存在します。こちらも現世と別の世界ではあるのですが、神々が住まう地で所在は上空です。さほど大きくない島々に住む人達にとって、水平線の向こう側と天空は異界感が強かったのかも知れません。彼らは海の民なこともあってか、ニライカナイに親しみを持っていたとされています。一説に依ると、ニライカナイは東の海の果てにあると考えられていました。現代人の知識だと太平洋を経てアメリカ大陸に到達します。しかし成立時点では未知の領域で、異世界に通じていると想像したのでしょう。ちなみに東方の海底とする見解もあります。ムー大陸を連想してしまいますが、関連付けるのは界隈では珍しくないっぽいです。徐福も蓬莱は東の海の先にあるとか言って旅立ちましたし、未解明の地域にロマンを求めるのは人の性分と言える気がしてきました。

(・ω・) 実際は危険の方が多いと、慎重派は主張する

【一流でも腐ってるのはどうにもならない】
?:メイド長って芽依さんの採用に関わりました~?
長:参考程度の意見を求められた記憶があるわね。
?:断固拒否しておけばと考えたりしませんか~。
長:この商売、根気さえあれば誰でもこなせるし、
 どんなのでも仕込めると思ってたのは若かったわ。
芽:料理がまずいのは食材のせいだと言い放つ、
 コックみたいな話だ。


【職場以外に迷惑掛けてないんだから世間的には真人間】
芽:興味が無いことでも長続きするかは、
 ある意味で才能の領域と言える。
長:本人の居直りが心の底から腹立たしいんだけど。
?:性根の矯正は大変です~。
長:これの場合、信念で怠惰を貫いてるのが最悪だわ。
芽:若ければ更生の余地があるとかいう、
 頭が固い連中に見せ付けてやりたい。


【実際に未熟な場合はどう返せば良いんだ】
芽:研修中の札を下げれば、腹が立たない説。
長:見習いを脱却する意志はある訳。
芽:逆に、徒弟であることを盾にする。
長:老境に至っても現状を維持するつもりなの。
芽:私なぞまだまだと言っておけば達人っぽい。
長:日本の謙遜文化を逆手に取ってるけど、
 実力が伴わないと滑稽なだけね。


【ノースリーブはノースリーブでいかがわしいけど】
芽:コック帽が長いほど高ランクになるらしいし、
 メイドも一目で分かるようにしよう。
長:具体的には。
芽:短いスカートの方が偉いとか。
長:何その辱め。
芽:袖でも良かったんだけど、
 どっちが面白いかと言われたら迷う余地が無い。

 日本の一流ホテルでは、コック帽の長さが階級と連動していることが多いらしいです。遠目でもコック長が何処に居るのか分かる便利さがあるのだとか。なお本場フランスにこんな規定は無く、誰が思い付いたかは謎とされています。

 鉋と呼ばれる道具があります。カンナと読みます。大工道具の一つとして知られています。しかし鰹節を削り節にする際など、調理器具として使うケースもあります。本来の用途は、木材を滑らかにすることです。切り出した状態だと表面は割と凸凹していて、そのまま用いるには不都合があります。そこで安全剃刀と同じ原理でこそぎとり、玄人であればミクロン単位でつるっつるにするのです。歴史は実に古く、古代ローマの都市であるポンペイで出土したものが世界最古とされています。ちなみにポンペイは紀元前79年にヴェスヴィオ火山の噴火で埋もれました。日本でも弥生時代のが発見されていて、発祥や伝来に関しては謎が多かったりします。鉋というと、当てた後に引くイメージが強いかと思われます。しかしこれは江戸時代中期に定着した手法で、世界的には押す方が主流のようです。力の入れ易さや精密な動きを考えれば日本式が効率的に感じます。ですが2000年くらい続いたやり方ですし、合理性があるのでしょう。私も授業でやった記憶がありますけど、すべっすべになるのが楽しかったです。

(・ω・) 調子に乗って細くしてしまうのも、素人なりの御愛嬌

【一昔前の連載マンガっぽさがある】
?:芽依さんって、どういう経緯でここに来たんですか~。
芽:語らねばなるまい。
  凄絶にして筆舌に尽くしがたい我が過去を。
長:あんたの表現力じゃコメディに聞こえそう。
芽:喋る気なくした。
?:勢いだけで中身は考えてなかったと、
 素直に認めても良いんですよ~。


【真面目にやれば有能という設定が生えるかも知れない】
芽:今現在、メイドであることを重視すべき。
?:芽依さんをメイドと認めるかは、
 見解が割れてると伺ってますが~。
長:エプロンドレスを着てるとか、
 給料で生活してるくらいでメイドとして良いものかしら。
芽:免許制にしない国家が悪い。
長:どうやって受かるつもりなのか、そっちが気になるわ。


【共有幻想って意味なら間違ってないんじゃ】
芽:メイドを崇拝する宗教があって良いと思う。
長:脳が理解を拒む発言ね。
芽:下働きのお陰で生活が高水準なことに感謝すべき。
長:理念はともかく、入信は即物的な理由でするものよ。
芽:一緒に写真くらいなら撮ってあげても構わない。
長:それはコンセプトカフェの類よねと、
 言ってしまいたいところだわ。


【最弱が最強へと変質するチェスのように】
長:ってか前にメイド教を興してなかった?
芽:一瞬だけ流行したものの、数日後に棄教されてた。
長:あんたの飽きっぽい性質そっくり。
芽:なのでカリスマを教祖とし、私は黒幕を目指す。
長:どうやって見付け出して手駒にするのよ。
芽:メイドパワーで何とか。
長:仮に数値化したらゼロどころかマイナスだろうけど、
 逆に強さを秘めてそうなところがあるわ。

 一応、ネタ被りを心配してメイド教で検索してみたら、かなり初期の頃に書いていました。16年以上前の話です。隔年だから只でさえ記憶が曖昧なのに、そんな古いことまで憶えてないわと、軽く逆ギレしておきます。

 イグアナと呼ばれる動物が居ます。有鱗目イグアナ科に属する爬虫類を総称したものです。約600種と数が多く、サイズは二メートル前後から数センチ程とかなり幅広いです。日本人が真っ先にイメージするのは、グリーンイグアナかと思われます。幼体の頃は名前通り鮮やかな緑色なのですが、成長に伴って赤褐色、黒褐色、灰色などに変化していきます。厳つい顔付き、背中に生えるノコギリ状の鱗、鋭い爪に牙と、大きなトカゲとするには迫力があり、野性味に溢れた外見です。しかし見た目とは裏腹に性格は大人しく、ほぼ純粋な草食です。高い知能で知られ、躾さえすれば自分のことは自分でしてくれます。飼い主とそうでない人を見分けるくらいには個体を認識できるので、愛着が湧きやすいのもペットとして人気な理由の一つなのでしょう。寿命は10年から15年が目安で、環境と生命力次第で20年近く生きることもあります。なので軽々に飼うことはオススメ出来ない面もあります。完全な外来種なのでメートル級が逃げ出したり遺棄されて問題になったりもします。ワニなんかと違って食べられる心配は無いでしょうが、普通に怪我をする恐れがあります。陳腐ですが、飼育を始めたら死ぬまで責任を持てという基本は大事だと思う次第です。

(・ω・) 金魚掬いって、考えてみると無茶苦茶な遊びだよな

【何処までを同じ言葉とするかは学問の領域】
マ:方言キツい探偵て、どない思う。
玄:コミュニケーションが成立する範囲なら、
 個性で済むんじゃないですか。
マ:ガチなんは、ホンマ分からへんもんなぁ。
玄:注釈か字幕を入れれば許されるかも知れません。
マ:日本語扱いしとらんやないかいと言いたいけど、
 別言語みたいなもんやししゃーない。


【ネイティブにしてはおかしいところが多すぎる】
マ:言い回しが違うせいで勘違いしてまうてネタは、
 どんくらい頻出しとるんやろ。
玄:関西圏の『なおす』は有名ですよね。
  片付けるというニュアンスがあったはずです。
マ:そうなんか。
玄:マモンさんがどういった経緯でその喋り方になったのか、
 いつか語られる日は来るんでしょうか。


【入れ墨が施されて三回で死刑になるらしいけど】
マ:金が動機で殺してもた場合、
 許されるいうか、納得されるんは幾らからなんやろ。
玄:金額の問題なんですか。
マ:二百円を奪ったらほのぼのニュースとして晒されるけど、
 二億円やったら大事件やで。
玄:江戸時代は十両盗んだら首が飛ぶとか聞きますけど、
 九両だったら命は繋がるのも釈然としません。


【悪魔的にはもう少し捻くれた嫌がらせをしたい】
玄:何十億もの遺産争いが巻き起こした悲劇かと思いきや、
 実在せず虚無感に襲われるオチは定番です。
マ:何の為に手を汚した的なやつや。
玄:他人の努力が無為になる瞬間って、
 謎の恍惚感が湧き上がってきませんか。
マ:ゆうてることは分からんでもないけど、
 正面から肯定したら負けな気がするで。

 法律の文面だけ読むと、窃盗罪に被害額の多寡は関係がありません。とはいえ悪質さや額面で罰則は大きく変わります。つまり法曹の匙加減で決まるのですが、納得できるようなそうでもないような微妙な気持ちになりますね。

 ジブラルタル海峡と呼ばれる水域があります。イベリア半島の南端とモロッコの北端に挟まれている海を総称したものです。ジブラルタルの名は、東側の突端であるイギリス領ジブラルタルに由来しています。更に遡ると、この地を支配したイスラム帝国将軍の名前に行き着くとされています。ここは、地中海と大西洋を隔てる境界線で政治的に重要な地域です。ヨーロッパとアフリカ大陸を繋ぐ最短ルートなので、交易の要衝でもあります。その為、紀元前から争いが繰り広げられていました。何ならイギリスが飛び地を保有してるところから伺える通り、現代でも火種は燻ったままです。最も狭いところで14kmしかありませんが、外界と内海の境目だけあって海流が激烈かつ複雑で、泳いで渡るのは厳しいとのことです。それでも夏場になると小型ボートで命懸けの亡命を敢行する人達が絶えません。この距離ですから海底トンネルの計画は20世紀からありました。今のところ2025年の開通を予定しているそうですが、地質的な不安要素が多く先行きは不透明です。実現すれば歴史的転換点と言えますが、そううまくいかないのが人の世というものではあります。

(・ω・) まだボーリング段階らしいから、10年くらい掛かるかも

【そもそも関わらないのが大半だとツッコみたい】
マ:探偵土産の開発で、糊口を凌ごう考えとる。
玄:順繰りに説明して貰えますか。
マ:誰かて探偵事務所に世話なることはあるやろ。
  記念に小物を配布する習慣を広めて、
 権利金を徴収する仕組みを作る算段や。
玄:このような場所に訪れた事実は、
 ひた隠しにしたいのが一般人の心理だと思います。


【暴走を論理的に宥めるのが助手の仕事とも言える】
玄:それに何かの間違いで流行しても、
 コピー品が出回るだけじゃないですか。
マ:同業の倫理観どないなっとんねん。
玄:大体、探偵が手渡してくるものなんて、
 盗聴器なんかが仕込まれてると疑います。
マ:ここまで徹頭徹尾否定されると、
 むしろ清々しい気持ちになってきたで。


【他に頭を使うべき事柄は無いんですか】
マ:宿敵との決着は、どうすべきなんやろ。
玄:犯罪者ですし、司法に委ねるのが正道なのでは。
マ:大怪盗や殺人鬼が、
 粛々と裁判受けるんが様になるかっちゅう話や。
玄:脱走か不審死で有耶無耶にされることはあります。
マ:それはそれでモヤモヤが残るさかい、
 悩んどるところやねん。


【再び抹殺する機会が無くなる危険な技だぞ】
玄:世界的名探偵は、相討ちで亡くなっています。
マ:なんで悪もんの為に死ななあかんねや。
玄:殺したことへの反響が大きすぎて、
 実は生きていた展開になったそうですけど。
マ:読者に勝てへんのは昔から変わらんなぁ。
玄:この理屈だと相手も存命の可能性が残りますけど、
 ネタの水増しに丁度いい気がしてるんですよね。

 ここでいう世界的名探偵とは、言わずと知れたシャーロック・ホームズです。彼は犯罪界のナポレオンと呼ばれるジェームズ・モリアーティと共に消息を絶ちました。作者であるコナン・ドイル氏が限界を感じていた為に行ったとされています。なんやかんや10年くらいの時を経て再開することになったのですが、どういった心境の変化に依るものかは推察する他ありません。


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