2009
世の中にはゲームに関して、まことしやかにウソ情報が氾濫しています。ファイナルファンタジータクティクスの源氏シリーズ云々など、私も騙されたものです。ガッツで上げまくったスピードを返せ。
この手のものは、ネットの普及と共に消えたのでしょうか。昨今の子供のゲーム事情を知らないので何とも言えませんが、ある意味、これは必要なものなのじゃないですかね。少なくても私は、世のこすっからさを学び、詐欺には簡単に引っ掛からない用心深さを手に入れた気がします。
( ・ω・) こんなところで学ぶというのも、ぶっちゃけどうよと思わないこともありません
ダーマ神殿。バハラタの北方、ダーマ地方に建築された壮美な神殿のことである。これがどの時代に建てられたものであるかについて明確な史料は存在せず、アリアハンが世界を席巻していた時代より更に遡るともされている。
歴史的に貴重な建物ではあるのだが、ここに四季を問わず来訪者がやってくるのは、観光が目的ではない。この神殿が、転職の為のものであるからである。
ここでいう転職とは、有り体に言ってしまえば、習得する戦闘技能の方向性を大幅に改めることを指す。具体的には、昨日まで剣を修めていた戦士が、魔法使いとしての道を歩むこともあれば、盗賊が何かに目覚めたのか、賢者となることもある。
もちろん、独自の修行で多方面の能力を手にすることも可能だが、ダーマでは基礎的な手ほどきをしてくれる上、公式の認定証も発行してくれる為、重宝するのだ。当然、ここには無尽蔵とさえ言える戦闘技術が蓄積されており、仮に全てを修めることが出来れば、人間の枠を超えることが出来るとさえ言われている。
魔王軍の立場から見れば最優先で潰さなければならない施設の一つではあるのだが、常にその道の手練れが集結する地である。容易い作業で無いことは容易に想像出来、事実、幾度とない侵攻を防ぎきった堅牢の地でもある。
日々、新たに生まれる次世代戦士の卵達は、人々の希望であり、魔王軍にしてみれば頭痛の種なのだ。
アレク達がこの地に上陸し、得るものは、一体、何なのか。まだ見ぬ地で、新たな探求が始まろうとしていた。