2010
鳩山総理の元秘書に執行猶予付きの有罪が出たそうです。まあ、何と言いますか、まさに夏休みの宿題をやらなかった小学生状態ですよね。問題を先送りして、先送りして、結局、纏めてドバーっと噴出。しかも、その先送りしてる間も、普通に支持率が下がっていた訳で。辞める前に、解散権だけはちゃんと行使しろよな。
( ・ω・) 時代は乱世。いっちょ覇権を狙って動き出しますか
「うぬぬ。一体、どいつがそんな真似を」
「一応、俺の中にこれってのは居るけどな。もう少し裏を取ってから報告させて貰うことにするぜ」
「あい分かった。それにしても入団間もないと言うのに貴様の忠誠心は感服に値する。近々、恩賞で以って報いようと思うぞ」
しかし、ここまでトントン拍子で話が進むと、むしろ嵌められてるのは僕なんじゃないかって勘繰っちゃうよね。
そんなことをしても何の得も無いし、それだけ隙の無い組織だったら、とっくの昔にトランスさんの海賊団は潰れてるだろうから、有り得ないんだけどね。
◇
「んで、こっからどうすんの?」
二日目の晩、再びやってきたシスと共に、作戦会議を始めた。ちなみにアクアさんは、トランス海賊団での人気が急上昇中らしく、説法という名の独演会を催してるとか何とか。元人気者のトランスさんは、嫉妬してるんだろうなぁと思ったりもするよ。
「良い感じで崩れてきたとは思うんだけど、何かこう、一押しが欲しいところだよね」
「今度は、大事にしてるものを一つ一つ壊していくとか?」
それはそれで、とんでもなく極悪なことをしてるんじゃないかって思えてくる辺り、僕の器は小さいと思うんだ。
「でもまあ、人間不信って線は良いよね」
出来れば派閥内の結束も崩したいところだなぁ。それさえ成功すれば、もう組織の体を成してない訳だし。
「こういう賊達にとって、共通の敵と味方って何なのかな?」
思い付きに近いけど、組織内基板を固めるには、同じ方向を向かせるのが手っ取り早い訳で。逆に言えば、視線の先をバラバラにしちゃえば良いんじゃないかって思ったんだ。