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 ブラックジョークを思い付いたので書き記しておきます。

『肉を作るには、その十倍の飼料が必要らしいぞ』
『何だ、つまり100gの肉を食えば、1キロの野菜を食ったも同然だな』
『健康バンザイ、だな』
『HAHAHA』

( ・ω・) フライドポテトは野菜という説もあるし、無い話とは言い切れない

「どういった経緯でそういう結論が導き出されたかは知らねぇが、ノーとだけは言わさせて貰うぜ」
「まあまあ、とりあえず話だけは聞いてみて」
 うん、正直なところ、そこのところは僕も聞いてみたい。
「とはいえ、理由は実に単純。あなたが、世界で最高の能力を持つ魔法使いの一人に他ならない」
「だったら、最初からそう言やぁ良いだけだろうが。何であれだけの補助魔法を掛けやがった」
「ルーラやそれに準ずる移動魔法で逃げられない為――説明としては充分だと思うけど」
 若き賢者リオール君が、淡々と言葉を吐いた。
「出来れば、ラリホーで眠らせて縛り付けるのが理想的ではあったのだけど」
「それが人に物を頼む態度かぁ!」
 こんなにもクレインに同調するだなんて、世の中、何があるか分かったもんじゃないなぁ。
「ってか、ついさっき、クレインが師匠の仇とか言ってなかった?」
 口を挟むのもアレかも知れないけど、やっぱり疑問を解消したい気持ちには負けてしまう。
「たしかに、私達の師は、彼の為に獄に繋がれている。
 だけどそれは自業自得。脅されていたとは言え、地方の有力者に禁忌魔術の研究を強要され、それに逆らえなかった。
 メロニーヤ様が彼と共に、全てを白日のもとに晒し、裁きを受けたというだけのこと」
「あぁ……そういや、昔、んなことやったような……良くは憶えてねぇが」
「お陰さまで、過度の重圧でガリガリに痩せていた師匠も、今ではすっかりふっくらと」
「話を聞く限り、仇って感じじゃないんだけど」
「結果としては投獄された訳だし、仇には違いないけれど、恨んでるとか、復讐をしたいと口にした憶えは無い」
 どう考えても、その紛らわしい言い回しが、誤解を生む最大の要因だよね。

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