氷の下は数万年前の環境が保持されてるとか

　ジステンパーと呼ばれる疾病があります。ウィルス性で、人間社会では主に犬が発症する病です。初期症状は目ヤニ、鼻水、発熱、食欲不振など、風邪とあまり変わりません。しかし進行すると、下痢、嘔吐、麻痺と深刻になっていく致死率が高い病気です。免疫が無いとノーガード同然なので、犬用の混合ワクチンにほぼ含まれています。発見は南米大陸でした。１８世紀中頃、スペインに持ち帰ったことで拡散してしまったというのが通説です。麻疹ウィルスの近縁で、近年の研究では犬を経て変質したとも言われています。両者ともに厄介なのは、直接的な治療法が確立していない点です。更に感染力が凄まじいので、手洗いやうがいといった一般的な予防だけでは足りない問題もあります。やはりワクチンが最適です。犬以外でも、キツネ、タヌキ、イノシシ、サル辺りの感染が報告されています。野生にも広がってしまっていることが、根絶が困難な原因の一つでしょう。またフェレットは極めて罹患率が高く、対抗措置が責務です。人類の行動範囲が増えることで、未知の疫病が蔓延してしまうのは幾度となくありました。これからも深海や宇宙から厄災を招くかも知れません。それでも開拓を辞めないのが、人の業ではあるんですけどね。

(・ω・)　南極の地表はヤバい的な話あったな

【ちなみにキリギリスは孵化から数ヶ月で死ぬ】
芽：大雪の日は、流石のメイドも休業。
長：雪かき、雪おろし、食料品の確保と、
　むしろ普段よりやること多いんだけど。
芽：日々の備えを怠るから非常時に慌てる。
長：キリギリスの擬人化みたいな生態しておいて、
　良く言えたものだと感心すらするわ。


【イビリの為に生み出された仕事じゃなかろうか】
長：あんまりゴネると、外で薪割りさせるわよ。
芽：およそ現代とは思えない暖の取り方。
長：電気やガスは止まる可能性があるんだから、
　前時代的なのが役立つこともあるの。
芽：灯油で良いじゃないと、
　正論を言っても無駄な空気が凄い。


【メイドありきで建てられたからね】
芽：人工知能が労働を奪うと言われて幾星霜。
　　作業が一向に減らない。
長：うちは家電の使用すら制限されてるし。
芽：何の意味が。
長：バカでかい御屋敷と言っても効率一辺倒じゃ、
　これだけの人数を雇う必要が無いからよ。


【全人類が自立する日は来るのだろうか】
長：平民に職場を提供するのは貴族の義務なの。
芽：何故お給金だけをくれないのか。
長：あんたみたいに堕落するでしょうが。
芽：おぉ。
長：階級社会なんてアホみたいとも思うけど、
　この子のせいで何が悪か分からなくなるわ。

　資源を売り捌くことで、全ての国民がニート生活をしているような国や地域は存在します。羨ましいようでいて、尽きた時は恐ろしいことこの上ないです。人間に依存させられて、野生に戻れない家畜みたいなものでしょう。ぶっちゃけ労働はかったるいですが、国体を維持するには不可欠なのです。