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 最近、民主党に対する文句がやや和らいでいる様な印象を受けられるかも知れませんが、私にも色々と思うところがあるのです。ぶっちゃけて言えば、真に無能力な存在を無能力と呼ぶことは、差別的なものがあるのではなかろうかと。いやまあ、彼らは私達の血税を動かせる立場であり、民主主義的に文句を言うのは実に筋が通ってはいるんですけど。

( ・ω・) 擁護する様でいて、すげー貶めてる辺りが、実に俺っぽいと思う

「……」
 え、ちょっと待って。何でそこで、泣き出すのさ。わ、わ。しかも涙目ってどころじゃない、号泣だし。
「あーあー。泣ーかした、泣ーかしたー」
 そしてシス。君は小さな子供ですか。ってか、それは、集団でやるから威圧的なんであって、一人でやると結構、寂しいものがあるよ。
「う、う……」
 途端、モロゾフさんとトーマスさんが膝から崩れ落ちた。同時に、ジュリもその足を止める。どう接していいかは分からないけど、このまま置いていく訳にもいかない。僕達もその場に留まって、次の言葉を待つことにした。
「私は、家族が欲しかった。小さい時、両親が死んで、一人ぼっちだったから。財産を幾らか残してくれたから食べるのにすぐさま困りはしなかったけど、甘いものに群がるアリみたいに醜い大人達もたくさん寄ってきた。
 同じ時期に、魔法の才を持つ子を集めてるって誘いがあったんだけど、何度断ってもやってくる人達に恐怖を覚えて、私はお父さんが集めてた人型の人形と一緒に逃げ出した。それが、トーマス。子供だけで旅は危険だから、最初はトーマスに保護者になってもらった」
「モロゾフさんは、何なの?」
 言葉遣いが若干、大雑把だけど、僕の心中を的確に表現してるんだから大目に見てもらいたい。
「旅の途中で見付けた限りなく人間的な魔術人形に、私独自の応用を加えて、自立した思考を持たせた。トーマスはまだ小さい時に動かしたから、余り人間的じゃないし、甘えられる父さんが欲しかったから」
 う、ん。父さんが居ない点では一緒だけど、母さんと爺ちゃん、そして兄さんに姉さんも居た僕は、果報者なのかも知れないと思った。

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