2010
前総理時代、民主党の獲得議席が30割るんじゃねーかって勝手な想像をしていました。が、実際に30ってぇと、どんなもんかと言うと、比例10、二人区8、三人区、五人区6、一人区6、と。こう考えてみると、無茶苦茶な負けっぷりですね。参議院の選挙制度で、与党第一党がここまで負ける前例を作ったら、それはそれで歴史に名を残せましたのに。
( ・ω・) 安倍ちゃんの37ってのも、大概な負けだったんだなぁ、と
そこまでして一緒に旅をしなくてもとは思うけど、他人の家庭の事情に口を突っ込めるほど偉くはないし、ここはぐっと飲み込んでおこう。あと、アクアさんの益体もない妄想が、必ずしも外れてない辺りが恐ろしいと思う。
「どうせだったら、女性型にして、お母さん代わりにすりゃ良かったのに」
うちの女性陣は、思ったことをポンポカ口にするから、多分、僕より遥かに無礼だと思うんだ。
「うむ、それも考えた」
「考えたんですか!?」
「だが、前衛として盾となるのが役目になる為、断念した」
「痛い痛いデース」
正直、もう、何が何だか良く分からない。
「一流の職人や芸術家が、全てを注ぎ込んで作った作品には魂が籠もるとは言うけどねぇ」
魔力を使って、他人の造形物に意識に近いものを芽生えさせるっていうのはどうなんだろう。
うーん、と言うか、思いっきり魔法業界の禁忌に触れてそうな……いや、世界情勢が世界情勢だし、こんな私的利用にまで目を光らせる余裕なんて無いんだけどさ。
「へん!」
おっと、そしてここはその一流の職人さんの家でした。ちょっと軽率な発言だったかなとも思う。
「ところで、トーマスさんは強いんですか?」
呪文が効かないのは利点だとも思ったけど、良く良く考えてみれば補助呪文が無効化されるだけで、直接攻撃呪文には格好の的なんじゃ。
「耐久性に掛けては、一級の戦士に匹敵するものがあるな。問題は回復呪文や自然回復が望めないところだ」
考えてみれば、ある程度、戦闘を行う度に、モゾロフさんが夜な夜なトーマスさんを修復してることになるのか。想像しなければ良かったとも思うよ。