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2024

1208

 セメントと呼ばれる粉末があります。水や液剤と混ぜることで硬化するのが特徴です。そのまま建材として用いたり、ひび割れの穴埋め、レンガを接着するなど、使い道は多岐に渡ります。最も多いのは砂利や小石と混ぜてコンクリートとして活用することです。砂だけだとモルタルと称し、業界では区分されています。セメントはあくまで総称で、ハッキリした定義はありません。主成分は石灰石で、目的に依って他の原料や製法を調整します。歴史は極めて長く、少なくても古代エジプトで使われていました。なんなら約9000年前のイスラエルで近いものが確認されています。近代的なセメントの基本は、ポルトランドセメントです。産業革命時代のイギリスで開発され、品質と生産性から世界に広まりました。日本でも1875年に工場が始動して、文明開化に貢献します。そんな人類史に欠かせないセメントですが、固まる理由は意外と複雑なようです。化学反応の一種で、水とあれやこれやして分子レベルでトゲトゲになります。これが絡み合って隙間を埋めることで、少しくらいの力ではビクともしない硬度になる訳です。木材と竹材がメインで、石は積み上げる物と考えていた日本人には、魔術の類に見えたかも知れませんね。

(・ω・) 現代人も固まるから固まると思ってる節はある

【何事も中途半端だから腹が立つんだ】
白:自宅を突き止めてくるような、
 ファンと呼び難い連中にはどう対処すべきか。
ア:女性なら無罪、それ以外は社会的制裁を下しますわ。
天:清々しいまでの依怙贔屓です。
白:現実の司法もこれくらい私情を入れてくれたら、
 逆に正しく思えてくるかも知れない。


【逆恨みでもっと酷いことになりかねないけど】
天:具体的には何をしましょう。
ア:個人情報を世界にバラ撒きますの。
白:報復としては実に妥当。
天:こうやって憎しみの連鎖は終わらないんですね。
白:再犯を起こさせない為には、
 これくらい痛い目を見るべきだとも思う。


【救済してやる義理も無いしな】
天:話し合うという選択肢は無いんですか。
ア:時間の無駄ですわ。
白:対話の拒否からは何も生まれないけど、
 コスパが最悪というのも分かる。
天:余計に拗れるリスクを考えたら、
 バッサリ切り捨てるのは合理的です。


【神話の世界ってそういうところがある】
白:ともあれアルテミスだけは敵に回しちゃいけないと、
 再認識させられたよ。
天:長いものには巻かれろ、ではありませんが、
 勝ち目が無い戦いを挑むのは蛮勇です。
ア:わたくし、身内には優しいですわよ。
白:考え方が任侠とか極道の界隈だと、
 よぎってしまったのは伏せておこう。

 ファンと厄介な人の違いは迷惑を掛けているかどうかですが、その境界線は曖昧です。熱く応援すると視野狭窄になるのが人の常でして、どうしても多少はやらかしてしまいます。推し活は、節度を持って、程々に、なんて川柳があるらしいですし、常識の範囲内でやっていきたいものです。
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2024

1206

 アニサキスと呼ばれる虫が居ます。回虫目アニサキス科アニサキス属に所属する線虫の総称です。我々が関わるのはほぼ幼虫で、標準的な長さは数センチメートル、太さが1ミリメートル程度と見た目は単なる糸くずです。しかし人類にはタチが悪い寄生虫として知られています。日本では食中毒の数割がアニサキスに依るもので、馴染み深い連中と言うことも可能です。彼らにとって人間は良好な環境と言えず、卵が入り込んでも孵化できませんし、幼虫は一週間程度で死んでしまいます。しかし胃や腸を含む消化器官に穴を開けたり、異物としてアレルギーを引き起こすので侮れません。一方で無症状のまま終わる方も少なくなく、個人差が大きいとのことです。主な感染経路は魚介類です。オキアミなどのプランクトンに寄生していて、理論上はこれを食す全ての海産物に含まれていてもおかしくありません。対策としては60℃で1分の加熱、またはマイナス20℃で24時間の冷凍でほぼ死滅します。なので刺身を始めとした生食大好きな日本人にとって難敵と言える存在です。そんな海の広範囲に生息するアニサキスですが、成虫になれるのはイルカやクジラなどの海洋哺乳類に入り込んだ個体だけです。ここで十センチ以上に成長し、卵を産んで再び散布します。見方を変えれば人に食われるのはハズレで、生物本来の目的を果たせないのです。数撃ちゃ当たる理論で繁殖してるので仕方ない犠牲なのですが、じゃあ腹の中で暴れるのは何なのさという話なんですよ。

(・ω・) 一説には、パニックで八つ当たりしてるらしい

【天岩戸から誘い出した日本初のダンサーである】
ア:半世紀前のアイドルを参考にしますの。
天:随分と遡りましたが、
 神話の時代と言い出さないだけ穏当です。
白:アメノウズメとかか。
天:その名前は何故だか心に疼きを覚えますが、
 深く考えないことにしておきます。


【したり顔で通ぶるのは楽しいのだ】
白:五十年前ってえと、今ほどアクションしないよね。
ア:歌って踊るが主流になったのは少し後ですわ。
白:そのせいで動けることを重視し、
 歌唱力がおざなりになったという見解は根強い。
天:どういう立ち位置なんです。
白:気取りたかっただけで、それ以上の意味は無いよ。


【日本人でさえ若者だとピンと来ないよ】
白:時代的にテレビが凄いって言い切れば、
 押し切れる世相だった気もする。
天:ネットに移行しただけで、
 本質は変わっていないような。
ア:それより十代で外国育ちの白虎さんが、
 どうして芸能事情に詳しいんですの。


【天性のカリスマは模倣なんて出来ないし】
天:要約すると、売れる為には実力より、
 宣伝と演出が重要という結論に至ります。
白:人類史の真理だね。
ア:そういう話では無かったはずですわ。
天:と言いましてもアイドル業は、
 根源の部分はほぼ変化していませんからね。
 
 20世紀の民主主義は勢力拡大にラジオや新聞を活用するところから始まります。それが少しずつテレビに移っていき、絶大な影響力を獲得します。今世紀前半はネットが伸長していますけど、後半はどうなるのでしょう。アイドルの話は何処にとお思いでしょうが、政治家も売名部分は似たようなものなのです。

2024

1204

 ロレックスというブランドがあります。言わずと知れた時計メーカーです。主力商品は腕時計で、高級品といえば真っ先に思い浮かべる方が多いと思われます。始まりは1905年にハンス・ウイルスドルフ氏が設立した会社です。当初は懐中時計などを売り買いする一般的な商社でした。その中でハンス氏は当時マイナーだった腕時計に将来性を見出します。スイスメーカーの力を借り、小型かつ精密な製品を完成させました。この商品名がRolexです。ちなみに5つの文字列は造語で、何に由来しているかは明言されていません。後に社名をロレックス・ウォッチカンパニーに変更し、名実共にブランド化します。そして自社で全て賄うシステムを完成させ、業界随一の地位を確保するに至った訳です。70年代に起こったクォーツ式時計の台頭、いわゆるクォーツショックは天下のロレックスにも影響を与えました。機械式に拘りを持っていたにも関わらず、クォーツ式を販売したことからも伺えます。しかし21世紀に入ると生産を中止します。需要が二極化し、半端に媚びても客離れを引き起こすという判断かも知れません。投資対象の側面があり、価格が経済動向に影響されやすかったりもします。とはいえ現代でもハッタリには便利なので、懐次第で入手する選択肢はありそうです。

(・ω・) 大抵の人が知ってるのは大事よな

【無数の紛い物があってこその真作かも知れない】
白:アイドルという商品を語る上で、
 芸術品か工業品かの議論は外せない気がする。
天:天賦の才に磨きを掛けて成立するものか、
 手順次第で量産が可能という話でしょうか。
白:数だけ見たら俎上に載せるまでも無いんだけど、
 アイドルもどきが大半って考え方もあるからね。


【飯が食えるから就いているに過ぎないし】
白:まあこれは本物のアイドルを定義づけられないと、
 結論が出せなかったりする。
天:もしやそちらの方が難題なのでは。
白:何たるかを説明できないくせに、
 アイドルを気取ってる様の何と滑稽なことか。
天:真理を突いている風ですが、
 多くの仕事人はそんなものだと思います。


【誰もとっても百点とか有り得んからな】
ア:その疑問は魂の輝きで区分可能ですの。
白:基準が無いから人に依って変わるんじゃ。
ア:つまり突き刺さった方にとっては、
 最も偉大ということですわね。
天:大仰な発言をしているようで、
 噛み砕いたら実に普通でした。


【大衆に受けてる時点でアートではないという極論】
白:そもそも論として、
 値段を付けてる時点で俗な気がしてきた。
天:稀代の逸品は滅多なことで市場に出てきません。
白:真に珍しい肉は自分で狩るしか無いのだ。
ア:何らかの条約に引っ掛かって、
 スキャンダルにならないことを祈っておりますわ。

 アイドル業界が大多数を顧客とするのを辞めて、一部に強く受ける方向へ舵を切って久しいかと思われます。今の世で国民的なんて冠は無理なので正しい選択なのでしょう。となるとやっぱり芸術的側面があるようで、近い単語はゲテモノじゃないかとも考える次第です。

2024

1201

 スキピオという人物が居ます。高名な武門の家名なので、本来はこれだけで個人に絞ることはできません。しかし一般には、紀元前3世紀から2世紀に掛けて活躍した、スキピオ・アフリカヌスを指します。通称、大スキピオです。共和政ローマの名家に生まれ、若くしてハンニバル率いるカルタゴ軍との戦争に参加していました。そして将軍であった父と伯父の戦死もあって軍団の長になります。若干25歳での就任は異例中の異例でしたが、諸事情が噛み合った結果なのだそうです。スキピオは早速ヒスパニア、現代のイベリア半島に遠征し制圧します。更に手を緩めず南下し、カルタゴ本国へ攻め入りました。これに耐えかねたカルタゴ政府は和平の道を探り、イタリア半島で暴れていたハンニバルを呼び戻します。軍神の帰還に勢いづき、反転攻勢でローマと決戦をしますがスキピオに蹂躙され敗戦国となってしまいます。後にザマの戦いと呼ばれ、第二次ポエニ戦争は終結しました。しばらくは属国の様な形で存続するのですが、ハンニバルが亡命するなど弱体化は止まらず、第三次ポエニ戦争で息の根を止められてしまいます。言うなればスキピオは、後世に大帝国となるローマの基盤を作った存在なのです。そんな軍略家として一級のスキピオでしたが、政争は苦手だったのか相手が悪かったのか、晩年は中央から遠ざけられてしまいました。ローマを恨みながら死んだとも言われています。宿敵のハンニバルも同時期に自害していますし、人生を綺麗に畳むのは難しいものですよね。

(・ω・) 有能なカリスマとか、野心家からすりゃ排除一択ではある

【アイドルも色々と居るからなぁ】
白:アイドル級という日本語が分からない。
ア:日本人でも難解な単語に挑んでますの。
天:一般的には、アイドル業で無いにも関わらず、
 容姿が同水準の方に対する褒め言葉です。
白:それを売りにしていないのでは。
天:他業種だからこそ、稀少性があるんじゃないですか。


【八割程度でも匹敵するとか使う連中だし】
白:表現を放棄した安直さを感じる。
ア:さほど間違ってませんわ。
白:可愛さの絶対値を示せると言うのなら、
 そっちで表した方が早いんじゃないの。
天:随分と絡みます。
ア:アイドルを見た目でしか評価しないのは、
 わたくしも快くありませんわね。


【プロが評する素人にしてはに近いものが】
白:そもそも美とは誰が決定するのだろう。
  大衆に受け入れられるほど癖が無いなら、
 それを最上級とするのは受け入れがたい。
天:過度に美人だとアイドルで大成しづらいですけど。
白:やはり持ち上げているようでいて、
 それなり止まりの意が籠められてる気がする。


【自称アイドルが痛々しいのも事実なり】
白:いや、私って一応はアイドルのはずなんだけど、
 アイドル級って紹介されててさ。
天:白虎さんが、アイドルっぽい何かというのは、
 否定しきれない部分があります。
白:アイドルは自認で成立する肩書と思ってたけど、
 考えを改めないといけないのかな。

 何年か前、美人すぎる〇〇というのが流行りました。ルッキズムがセンシティブになったのか、単に飽きたのかは知りませんけど、最近は下火のように思えます。それにしても本人が顔を武器に商売しようってんならともかく、そうでもないのにやいのやいの言うのは人としてどうなんでしょうね。

2024

1129

 プラスチック爆弾と呼ばれる兵器があります。プラスチック爆薬とも言います。加圧すると変形し元に戻らない性質を持った爆弾の総称です。本来プラスチックは可塑性を意味し、素材ではなく特徴から名付けられました。材料は様々ですが、火薬と油脂を混ぜ合わせて粘土状にするのが一般的です。形状や量の調整に融通を利かせられるのが利点です。また衝撃や火で爆発することは滅多に無く、味方の被害を抑えられるというのもあります。但し起爆には電気式雷管を要するので、入手ルートが無い状態で使用するのは困難です。元祖については見解が割れています。ダイナマイトで知られるアルフレッド・ノーベル氏が開発したゼリグナイト説と、第二次世界大戦中にアメリカが生み出したコンポジション爆薬説が有名です。これに関しては何処までをプラスチック爆弾とするかの定義論で、争うようなものでは無いのかも知れませんけど。最も有名であろうC4爆薬はコンポジションの系譜なので、アメリカが生み出したと主張したくなる気持ちは分からんでもありません。兵器と称しましたが威力を加減して爆破解体などの前向きな使い道もあり、道具に罪は無いとは良く言ったものだと思う次第です。

(・ω・) 利便性からテロの定番になる負の面が強いのは事実だけど

【こちとら明日にも辞めかねないってのに】
天:若年層へ訴求する為、絵本の制作を提案します。
白:微妙に新しいような、そうでもないような。
ア:マンガでは無いんですのね。
天:幼年期に刷り込めば数十年後も顧客となるでしょう。
白:テーマパークならまだしも、
 いつまで活動するつもりなのさ。


【三つとも登場キャラとしては定番である】
天:太陽と月と虎が出る物語にしたいのですが。
白:統一感が乏しい。
ア:御伽噺らしくはありますわ。
白:どっちも丸っこいから虎がじゃれて、
 地球を周回するようになった的な。
天:普通に何処かの伝承にありそうな設定です。


【感性が独特すぎて本人も分からないのでは】
白:この手のってメッセージ性が強いと鼻につくけど、
 何もないと薄っぺらいんだよね。
天:ほんのり滲む程度が最良なのでしょう。
白:肉に付けるソースは、血の濃さを超えてはいけない。
ア:その例えは全く分からないと、
 触れるのと触れないのでどちらが野暮ですの。


【全波長が混じれば必然として色は消える】
白:そういや小さい子は円と原色が好きらしい。
天:お日様を赤く描けば良いんですね。
白:ほとんど白いのに、夕焼けの印象って強いもんだ。
ア:もしくは天文学のイメージ図ですわ。
天:あれは温かい印象を与える目的なのでしょうが、
 子供へのアピールが含まれているのかも知れません。

 比率はともかくとして、アイドルにとってイメージは大事な要素です。なので様々な手を使って向上させようとします。絵本に依るアプローチというのは聞いたことありませんが、ゆるキャラ的立ち位置のロコドルならやっていてもおかしくない気がしてきました。
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