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 ここのところ、米国、オバマ大統領の噂を余り聞きませんが、元気なんでしょうか。経済無茶苦茶、国民皆保険は違憲判決、支持率は、何と驚きの40%割れ目前。あれ、どっかの総理に比べれば、大分、マシなんじゃないかとか思ってはいけません。大分、国民性が違うようですから。

( ・ω・) 文字通りのリーサルウェポンである戦争に、踏み切らないことだけは祈っておきますか

 見ると目の前には、半ば腕を断ち切られ、傷口から不気味な色合いの液体をボタボタと垂れ流すエビルマージが居て――それより更に手前には、不思議な金属光沢をした長剣を持つ金髪の剣士が――。
「クリスさん!?」
 そこに居たのは誰あろう、ポルトガ北の鉱山村で会った、公女様だった。
「へぇ、ブツ切りにするつもりで叩き付けたのに、骨で止まるなんて頑丈なのね」
 そして、再会早々、何か物騒なことを言ってるような。いや、僕も切り落とすつもりではあったけど、この未だに動かない左手と相殺って感じでさ。
『その剣は……一体、何です? これ程までに血が止まらないとは、只の剣では無いのでしょう』
「あんた達のその薄気味悪い体液を血って言うのには違和感があるんだけどね。
 あ、剣の話だっけ? うーん、出来立てで、まだ名前は無いのよ。銘って、閃きが大事だから、とりあえず『クリスの剣』とでもしておこうかしら」
「出来立て……」
 ってことは、例のヒヒイロカネで作った剣なのか。ポルトガで別れたのはもう一月以上は前だから、ここに移動する手段さえ何とかすれば、計算は合う。エビルマージの質問に、全く答えてないのは、気にしないでおこう。

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