2010
本日、小沢氏の元を含めた秘書三名に逮捕状が出されたそうです。ふわっほう。先週の段階で、金曜までに何かが動くと予想していましたけど、本人逮捕拘束まだー?
それはさておき、民主党って野党時代、『一円単位で報告するのは政治家の責務』とか言っちゃってませんでしたっけ? うっかり、四億円を書き漏らす様な方が、与党議員として居るという事実だけで、身内からも断罪されるベきものだと思うんですけどね。
( ・ω・) もちろん山岡氏は、『自民党が貶めようと攻撃してくる』って、程度の低いところで戦ってるよ
「仕方、ねぇな。金止められたんじゃ動きが取れねぇし、見せるだけならな」
「本当?」
幾らクレインが意固地でも、これだけの人数だと押し切れるもんなんだね。
「だがな、条件がある」
「っていうと?」
「連れてくのは、魔法使いの嬢ちゃんと腐れ爺ぃ、そして坊主の三人だけだ」
スポンサーを腐れとか呼べる精神は、ある意味、凄いことだとは思うんだ。尊敬は出来ないけど。
「何で、人数制限?」
「何処の世界に、賊と分かって自宅に招き入れるアホが居やがる」
「ん?」
あ、不本意ながらも、納得。
「あとはゾロゾロ引き連れたら、纏まるもんも纏まらねぇ。一つの団体に一人の代表ってのは、妥当な話だと思うがな」
「成程、ね」
たしかに、これ以上グズグズ話を引き伸ばしてもしょうがないし、この位で矛を収めた方が良いかな。
「私も、了承した」
「儂は元々、独り占めする気で満々じゃからの」
「この爺ぃ……」
ダーマの未来については、偉い大人達に任せることにしようかなって思うんだ。
「それじゃ、ちょっと行ってくるね」
「む~、何か釈然としないけど、しょうがないかなぁ。おみやげ宜しくね」
「だから、何もやるつもりはねぇって言ってんだろうが!」
いやぁ、シスとクレインって、本当に仲が良いよね。
◇
クレインのルーラで連れられてやってきたメロニーヤ様の住まいは、ダーマ神殿から見て北方に当たる山の中にあった。世界に名の知れた大賢者としてはこじんまりとしたものだけど、使用人も居ないらしいし、生活の利便性を考えればこんなところが妥当なのかも知れないね。
「ここが二人の、愛の巣」
「下らねぇこと言ってんじゃねぇ!」
本当、会ったばかりだってのに、この二人も仲が良いなぁ。