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 支持率の下落が止まらない鳩山内閣ですが、まだ下がりそうな気はします。まだだ、もっと、削れる、もっとだ。
 ん? これって、何処かで聞いたフレーズの様な?
 そうか、事業仕分け。成程、鳩山内閣は、支持者の仕分けも同時に進行していたんですね。こんな程度の騒動で離れる軟弱な信者なんざ必要としてねぇんだよ、と。

( ・ω・) 衆議院選に入れたのは民主党信者だ、参議院選にも入れるのは訓練された民主党信者だ

「うちの海賊団はのぉ。ドン・カルロスを筆頭に、腹心のホセ、三番手にヘラルド、四番手がエンリコと続く。
 ピラミッド構造と言うよりは、それぞれに付き従う部下達の数の順番と言った方が的確じゃろうの。ホセも表向きは腹心を装っておるが、いつだってドンの寝首を掻く気で満々じゃよ」
 僕達は、プラプラと歩いている内に会ったお爺さんに、この海賊団の内実を教わっていた。
 推察通り、必ずしも一枚岩って訳でも無いみたいだね。そういう意味では、こっちの戦力の方が纏まってはいるかな。まあうちの場合、トランスさんファンクラブと、海の男シンパシーっていう、絆なんだかなんなんだか良く分からない繋がりなんだけどさ。
「それにしても、そんなペラペラ喋って良いのかい。
 俺達は、得体の知れない新入りだぜ?」
 何だか、あまりに気さくに事情を語ってくれると、勘繰りたくもなる訳で。
「良いんじゃよ。儂は何処にも所属しとらんから、誰に目を付けられるという訳でもない。
 そもそも、目を掛けていた若いもんがこっちに来たからついてきただけで、この海賊団そのものを肯定している立場でも無いからの」
「おいおい、そんなこと言っていいのかい?」
 少し、意地悪に問い掛けてみた。
「儂は単なる老人だからの。組織を正す力も無ければ、加担したことを悔いて己の命を捨てる勇気も無い。浮草の様に漂い、末路を自身で決めることも放棄しておるのじゃ」
 力なくそう言い放つお爺さんに、違和を覚えた。
 たしかに、組織を潰すにしても立て直すにしても、その労力はとんでもないものになるだろう。ましてや、この年齢ともなると、腕力や体力の面で、心もとないのは間違いない。

 

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