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 私の中学時代の成績は、とんでもなく極端でした。偏差値で言うと、数学と理科が70を超えて、国語と英語が50を切る感じです。社会は60くらいでしたか。まあ、高校行っても、大差無かったんですが。こんな人間が本質的には文系で、今、こうしてコソコソと文章を書いてるんだから、人生というのは良く分からんものです。

( ・ω・) 中高の理数は、理系脳を測定するものじゃないってことだけは、間違いないと思うんだ

「では、何がどうなってるのか順繰りに整理していきたいと思います」
 結局、村長宅に押し掛けた段階では、何がどうなってるかを把握することが出来なかった。今、応接室に居るのは、僕、シス、クリスさん、ジュリ、モロゾフさん、トーマスさん、村長のガルシアさんに、鉱山採掘現場の束ね役であるヤーゴさんの計八名だ。僕達六人は椅子に腰掛けてるけど、村の責任者二名は土下座姿勢を崩さない。
 うーん、半ば強要しておいてなんだけど、この格好って謝意や誠意を示すのにそれ程効果があるとは思えないんだよね。哀れみは誘うけど、同時にあざとさも感じちゃって相殺って言うか。
まあ、僕が武人とは程遠い精神構造をしてるから、好きなようにしていいっていう状態に、余り感じることが無いだけなのかも知れないけどさ。
「こ、この度はシバル公の御令嬢とも知らず、大変失礼なことを――」
「へぇ。それって、私が偉い父を持ったお嬢さんだから謝ってるってことよね。何処にでもいる庶民だったら、対応が変わってたのかしら」
「そ、その様なことは決して――」
 しかし、クリスさん、楽しそうだなぁ。権力を傘にしてない様で、自然に使いこなしてる辺り、さりげなく生粋の貴族なのかも知れない。
「ですが、この様な不祥事が表にお父上の耳に入りますと、或いは閉山の可能性もありえます。さほど大きくないとはいえ、ワタクシ共と致しては数千の村人を守る責務が御座いまして」
「何だか、貴族を町の荒くれ共を取り仕切るマフィアみたいに扱ってない?」
「え、規模が違って、且つ法を作る立場だから合法的ってだけで、本質的には一緒なんじゃ」

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