2026
伯仲という熟語があります。読みはハクチュウです。本来は兄と弟、もしくは長兄と次兄を意味します。昔の中国では兄弟を上から伯、仲、叔、季としていました。三国志の呉で君主として登場する、孫伯符と孫仲謀が一例です。この様に何番目の男児かを示す為、字に一文字を入れるケースは良くあります。ただ季には末っ子の意も籠められているのですが、五男以降に幼や稚を使うこともあり厳格なルールではありません。他には父母の兄を伯父、弟を叔父とするのもこの慣習に由来します。現代日本語で伯仲は、互角に近い状態を表現する単語です。長男と次男は年の差が小さく、能力的に拮抗している一般論から来ています。実際がどうかはともかくとして、年上を敬う儒教の考えが下敷きにあるのでしょう。この手の話題になると『兄よりすぐれた弟なぞ存在しねえ』という迷言が頭をよぎります。当時から現代に掛けての感覚だと『何言ってんだ』や『コンプレックス酷いな』などと思ってしまいますが、あれで伝統を大事にする発言だったのかも知れません。創作的には年端も行かない少年少女を天才肌にするのが定石なんですけどね。
(・ω・) 互いに思うところがあれば、それだけで話を転がせる
【超えてはいけない前例じゃなかろうか】
月:師匠として、強い背中を見せねばなるまい。
黄:そういや玄武は弟子だったんだよぉ。
朱:何の繋がりでしたっけ~。
黄:肩書と比べて不遇の先達なんだよぉ。
朱:なら黄龍さんでも良いはずですけど、
いわゆる殿堂入りしてるんでしょう~。
【しょうもない言い訳だけはうまいよなぁ】
朱:具体的にどうするんですかね~。
月:偉大な先人が歩いた跡は踏み締められる。
黄:獣道すら見当たらないんだよぉ。
朱:何も成し遂げていませんから~。
月:あまりに巨大な足跡は、
盆地と認識されるから仕方あるまい。
【逆を行けば正解という訳でもない】
黄:当の玄武はどう思ってるんだよぉ。
玄:一人きりは寂しいというだけなので別に。
朱:切ない真実が判明しました~。
月:実際、何かを伝授した記憶は無い。
黄:反面教師としては随一なんだよぉ。
玄:真似してはいけない観点だと有能ですが、
指針を決める上では絶妙に役立ちません。
【目先だけ考えたら最適解なんだもの】
月:後進に委ねるのも器量だろ。
黄:それは実績充分でこそ映える発言なんだよぉ。
朱:自分頼りから脱却させたいやつです~。
玄:会社でも、有能な方に任せきりだと綱渡りですよね。
黄:青龍に依存しまくってるあんたらが言うのかと、
苦言は呈させてもらうんだよぉ。
設定上は偉いはずなのに影が薄く、だからといって神格化される訳でもない存在は少なくありません。編纂者はどういう意図で登場させたのでしょう。私達が知る神話は案外ツギハギなので、単なるひずみである可能性はありますけどね。
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ポマードと呼ばれる整髪料があります。男性向けで、髪型保持と艶の獲得が主な用途です。キープ力が高く、リーゼントやオールバックといった固めたいヘアースタイルに適しています。主成分は植物油、または鉱物油です。ヒマシ油、木蝋、ワセリンなどに、香料を練り込んで作ります。しっとりとする為、時間が経っても再形成可能です。起源は諸説あります。というより、定義の問題と言えるかも知れませんが。ジェル状の油で髪を整える文化は、古代エジプトまで遡れます。例に依ってクレオパトラも愛用のキャッチコピー持ちなのは余談としまして。ポマードの名を得たのは18世紀頃というのが通説です。匂い付けとして使われていたリンゴのラテン語に由来します。当時は熊の脂肪を筆頭に動物性も利用していました。大量生産に向いていないので、試行錯誤しつつ現代の原料に近付いていきます。初めて耳にしたのが都市伝説の方は少なくないでしょう。口裂け女に対してポマードを連呼すると逃げ出すとされているからです。そもそも口が裂けたのは、整形手術の失敗説が良く採用されています。執刀医がポマードを大量に付けていて、嫌な記憶が蘇るとする見解です。何一つ悪いことをしていないのに、変な印象を得てしまうポマードが哀れに思えてきました。時代的に古い大人の象徴だったせいとも考えられますが、それでもやっぱりとばっちりに分類すべきでしょうね。
(・ω・) 絶妙な語感も一因なんだろうか
【接待力が肝としても過言ではない】
マ:コンプライアンスって、大事やん。
黄:どの口が言うんだよぉ。
朱:ルール無用の代名詞じゃないですか~。
マ:アホ言いなや。
ウチらが掟破りしたら勝負にならんわ。
黄:人間に勝ち筋を残してるつもりなんだろうけど、
ゲームとしては設定が悪辣すぎるんだよぉ。
【人類側が望んだせいでもあるような】
マ:契約相手に嘘はアカンで。
朱:重要な情報は敢えて教えないんですよね~。
黄:解釈の幅が広いパターンもあるんだよぉ。
マ:現実社会も似たようなもんやろ。
朱:悪魔さんが誘導した結果じゃないかと、
言及してはいけない雰囲気です~。
【お前ら世界の調整役みたいなものでは】
メ:導くなら、道はしっかり舗装しないと。
黄:こっちはこっちで自由度が低いんだよぉ。
朱:どちらも出来が残念なんですけど~。
黄:超難度と作業系、好きな方を選ぶんだよぉ。
朱:中間を要求します~。
メ:バランスを考えるのはデザイナーの仕事だから。
【外道と悪党は別物的な話】
マ:悪魔と天使が両極ゆうんは否定でけへん。
黄:どっちにしろ枠内なのは変わらないんだよぉ。
朱:飛び越えていきましょう~。
マ:無茶振りしなや。
メ:所詮は、掌で愉快に踊る孫悟空。
マ:こないに挑発されたら見返したいけど、
矜持をなくしてまう気ぃするで。
天使が主催するデスゲームは、どんな感じになるんでしょう。なんて考えましたが、旧約聖書ですけどノアの方舟とかいうエピソードがありました。面倒だから純粋なの以外は全滅で良いよとか、雑なことするのは解釈一致ですね。
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トロと呼ばれる食品があります。単独で用いる場合は、鮪の一部を指すことが大半です。お腹と背中近辺は脂が乗っていて、特に多い部分を大トロ、それなりのを中トロに区分します。小トロはほぼ使いません。理由については諸説あります。有名なのは、日本人と鮪の関わりにまつわるものです。鮪自体は縄文時代から食されていた痕跡が発見されています。しかし多量の油分が腐敗を促す為、下魚に分類されていました。醤油漬けにして消費期限を伸ばすヅケが開発されるものの、水分を弾かない赤身がメインです。トロに相当する部位は捨ててしまうことも珍しくありませんでした。現代でこそ高級品ですが、冷蔵技術が発達するまで雑に扱われていたのです。鮮度を維持したまま流通するようになって価値が見直されます。命名もこの時期でトロリとした食感からきていますが、小だと安っぽく思われるから外したというのが通説です。一方で、ネギトロと称される寿司種があります。脂肪分の強さを葱で中和していそうな名前ですが、実はさほど関係ありません。ねぎは掻き取るを意味する『ねぎ取る』が由来です。解体した後も皮の裏や骨周辺には身が残っていて、結構な量が回収できます。トロの方も元は近い場所だから付いた名ですが、近年は赤身に油を混ぜるのが主流です。こちらも有力視されている説の一つではあるのですが、見方に依ってはトロが持つネームバリューで定着したと言えるのかも知れません。
(・ω・) 緩めの偽装表示ではと言ってはいけない
【よくよく考えると序列を付ける理由が無い】
則:十二支ばとるろいやるが見たいのぉ。
黄:やべーこと言い出したんだよぉ。
朱:ですけど挨拶に来た順番で決まった現状を、
覆す機会が無いのは問題です~。
白:あれってそんな大事かな。
黄:どうせ十二年に一度回ってくるんだし、
何千年もやってりゃ大して変わらないんだよぉ。
【こっちの兎は真面目に走ったとのこと】
朱:腕力勝負は龍族が強すぎます~。
則:結果が知れておる争いは詰まらぬ。
白:だからスピードを競ったのか。
黄:実際は障害物競走っぽかったんだよぉ。
朱:それでも空を飛べる方が有利ですけど、
何故か龍は五番目なんですよね~。
【第一人者も公認するアホである】
玄:賢さも大事だと思います。
黄:比較が難しいんだよぉ。
白:記憶力、発想力、直感力と項目が多いよねぇ。
朱:野生だと生き延びたものが賢者では~。
玄:その理屈ですとダチョウも認めざるを得ないので、
釈然としないものが残ります。
【肉食獣視点だと理解できない感覚】
朱:そもそも偉い神様は何で競わせたんでしょう~。
則:下々の争いは良い余興じゃ。
玄:コロッセオの主催者みたいです。
黄:似たようなもんなんだよぉ。
白:ヒエラルヒーの上であることを実感するには、
無茶振りさせるしかないってのも遣る瀬無いねぇ。
十二支は古代中国発祥で、陰陽五行より歴史を持っているとも言われています。初期は記号的に字が当てられていましたが、動物に入れ替わったというのが通説です。アジア各国で微妙にメンバーが違っていて、猫や象が入ってる地域もあるんだそうですよ。
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8ミリと呼ばれる機材があります。長さ8mmの略で、この横幅のフィルムないしは磁気テープを使った記録媒体の通称です。近年は高精度で簡便な録画機器が溢れていて、若い世代には馴染みが薄いと思われます。しかしかつては動画撮影の代名詞に近い立ち位置でした。映写機の歴史は、19世紀末に始まります。当初は各社が競い合っていたのもあって、フィルムのサイズがバラついていました。しかし1909年に35mmが国際規格として定められます。なので黎明期の映画は、この数値のものが大半です。そして1932年、アメリカのイーストマン・コダック社が8mmで撮る商品を販売します。画質は落ちますが、資格不要で扱いやすいことからもう一つの標準規格になりました。一方で1980年代、磁気テープで保存する8ミリビデオが普及し始めます。家庭向けとして、更にハードルが下がった訳です。同時期にVHS-Cと覇を競うものの、コンパクトさなどで優位に立ちます。20世紀末以降は新たなメディアに押されますが、一定の存在感を放った時期があるのは事実です。ちなみにフィルム、ビデオのいずれも8mmなのは偶然とされています。技術者が苦悩した末の結論とはいえ、ちょっとややこしいのは何とも言えない気分です。
(・ω・) せめて略称を変えるって発想は無かったんかな
【言葉のナイフは時にオリハルコンより鋭い】
朱:今更ですけど蛇さんと亀さんって地味です~。
玄:触れてはいけない闇に手を突っ込みました。
黄:だから足したと推測されるんだよぉ。
朱:揃ってようやく一人前ですか~。
玄:気の置けない関係は良いものですが、
限度があると言わせてください。
【スーパー爬虫類みたいなもんだからな】
玄:龍虎は言うまでもなく大人気、
麒麟さんと朱雀さんは伝説上の生物です。
黄:並べると残酷なまでの格差なんだよぉ。
朱:生命力の象徴ではあります~。
黄:別に龍族で良いんじゃねとなるのが、
追い撃ちになってるんだよぉ。
【大物芸能人の腰巾着だって立派な御仕事】
朱:只者じゃない設定を追加しましょう~。
玄:超常的な存在とする手は有りかも知れません。
黄:実は龍の一族とかどうなんだよぉ。
玄:寄生虫精神じゃないですか。
朱:劣化コピー扱いは間違いありませんが、
現状より上向く可能性は見込めるんですよね~。
【より状況が絶望的になっただけである】
黄:初代玄武は優秀すぎて無個性ではあったんだよぉ。
朱:何かしら尖ってた方が魅力的です~。
玄:種族の問題では無いと。
朱:見た目も大事だと思いますけど~。
黄:つまるところ複合的な理由で不人気なんだから、
一つに押し付けても根本的解決にならないんだよぉ。
見方を変えれば、実在動物の組み合わせで戦ってきたことを評価すべきとも言えます。虎は単独ですが、中国人からすれば最強生物ですし。日本は島国でハチャメチャに強いのが住み着けませんし、妖怪に流れるのが必然だったんですかね。
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紂と呼ばれる王様が居ます。日本語での読みはチュウです。3000年くらい前の古代中国には、殷(イン)という王朝が存在していました。その30代目にして、最後の王です。暴君ひしめく中国史で、代名詞の一人として知られています。若かりし頃は聡明、勇猛、カリスマと、全てを兼ね備える名君でした。しかし一人の女性を側室に迎えたことで歯車が狂います。中国三大悪女に数えられることもある妲己(ダッキ)です。紂は彼女の苛虐趣味に染められ、暴虐の限りを尽くします。また豪奢極まりない宴を酒池肉林と称するのは、彼らの故事を引用したものです。もちろん費用は重税を課すことで賄っています。元から独裁気質だったこともあり、止められる臣下は居ませんでした。これを討つ大義を掲げ、周という新王朝に移り変わる一連が殷周革命です。と、これだけ見たら至極真っ当な政権交代に思えます。しかし前権力者を悪く描くのは世の常で、中国は特に顕著です。更に封神演義というファンタジー小説で有名な為、ことさら強調されている部分があるでしょう。実際にどうであったかは史料が少なく何とも言えません。創作側の理屈で考えると、どれだけえげつない描写を盛り込めるかの勝負みたいなところがある立ち位置ですよね。
(・ω・) そもそも妲己が実在しない説すらある
【偽物としてやられ役を全うしよう】
朱:玄武さんが人工知能だと告白するのは、
知らしめるのに有効じゃないでしょうか~。
黄:衝撃的ではあるんだよぉ。
玄:リスクもありそうですけど。
朱:もしも神秘性を失って人が離れたら、
先代玄武さんに復職してもらえば問題ありません~。
【むしろ好き放題やれってスタンスである】
黄:上位存在が機械はディストピアっぽいんだよぉ。
朱:今の子は割と受け入れそうです~。
玄:管理されるのは楽ですからね。
黄:発想が悪魔じみてると思ったけど、
考え方としては天使寄りなんだよぉ。
【そういうニッチな方向も手じゃないの】
玄:信仰なんて結局は幻想と考えたら、
凄さを錯覚させるのが肝な訳ですけど。
黄:身も蓋も無いんだよぉ。
朱:デモンストレーションをしましょう~。
玄:国防組織をハックするとか思い付きましたが、
変な相手にだけ好かれかねません。
【何でもかんでも解き明かせば良い訳でも無いし】
黄:とはいえスルーされる可能性もあるんだよぉ。
朱:玄武さんの正体に興味ないのは有り得ます~。
玄:人間は、謎と真相が好きなのでは。
黄:芸能情報とかで消化してるんだよぉ。
朱:本能の無駄遣い感がありますけど、
猫さんも遊びの狩りで満足してますからね~。
人は知ることで快感を得る生き物です。興味のあるジャンルなら、内容は問いません。この視点では学術とゴシップが同列になってしまうのですが、納得できるかは微妙なところです。
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