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2026

0614

 軍隊蟻と呼ばれる生物が居ます。名前の通り蟻ではあるのですが、特定の種を指す単語ではありません。定住する巣を持たず隊列を組み、進路上の標的に襲いかかる集団を総称したものです。統率の取れた様が似ていることから名付けられました。彼らの捕食対象は広範です。昆虫や小動物はもちろん、時には大型の哺乳類すら狩ってしまいます。力の源は、何と言っても数です。一つの群れをコロニーと称するのですが、数十万から数百万匹も所属しています。餌と認識したら犠牲を厭わず襲ってくるので、全滅させるのはほぼ不可能です。人間であれば逃げる難易度は高くありません。しかし拘束して拷問に活用するという、恐ろしい話も存在します。そんな軍隊蟻のコロニーは、女王蟻と運命共同体です。基本的に放浪期と静止期を繰り返しますが、これは産卵と幼虫生育のサイクルでもあります。一匹の女王がせっせと卵を産み続け、皆で育てて維持するのです。その寿命は驚異の十年から二十年で、三十年近い例すらあります。対する働き蟻は一年程度です。女王が除かれれば壊滅するので、自身の遺伝子を継承する為にも必死で守る訳です。主な生息域は中南米、東南アジア、アフリカと、熱帯に偏っています。日本も沖縄に幾らか居ますが、大規模ではないようです。常に食べるものが無いと成り立たない生態ですし、必然と言えます。イソップがこの虫のことを知っていたら、死ぬまで働く社畜の寓話にされたかも知れませんね。

(・ω・) 一方キリギリスは早期退職で南国暮らしをした

【一世一代の晴れ舞台なんて知ったことか】
白:宇宙人が襲来した時、
 朱雀を挟むと良い感じに交渉できるはず。
月:その為に生み出されたとすれば辻褄が合う。
黄:一周回って正論に聞こえるんだよぉ。
朱:大役の重圧に耐えかねて、
 逃亡を企てる自分が想像に難くありません~。


【あっちの訳者に任せるのも怖い】
月:翻訳機に責任なんて無いから大丈夫だろ。
黄:せめて通訳と言ってあげて欲しいんだよぉ。
白:自動で訳してるっぽいから、月読のが正解じゃ。
朱:どうして分かるのかが分からないです~。
黄:これに委ねるのは狂気そのものだけど、
 代替案を出せないのが終わってるんだよぉ。


【サボる口実が出来たくらいに思ってる】
朱:宇宙人さんは肉体持ちのイメージですけど、
 精神体かも知れませんよね~。
月:手に負えんな。
黄:外宇宙なんて想像を軽く超えてくるんだよぉ。
白:とりあえず食べられるか考えたし、
 私は関わらない方が良さげ。


【地球生命自体が奇跡の産物なのに】
黄:朱雀は宇宙からのスパイな可能性もあるんだよぉ。
白:何かの拍子で記憶を無くした的な。
月:理には適ってる。
朱:そうでしょうか~。
月:まともな道理でこんな生き物は誕生しないから、
 無茶な理屈を構築してナンボだろ。

 20世紀のイメージだと、太陽系の果ては冥王星ないしは海王星くらいまでかと思われます。しかし近年は太陽風が届く限界である、その3倍くらいが最低ラインです。太陽の重力が完全に及ばなくなる1~2光年先という見解もあり、人類の知見なんてちっぽけだと再認識させられますね。
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2026

0612

 アクリルと呼ばれる素材があります。英語表記はacrylです。一般にはポリメタクリル酸メチル樹脂、もしくはポリアクリロニトリル繊維の通称として用いられます。前者は板状に形成し、主な用途はガラスの代替です。高い透明度、耐衝撃、耐候性、加工性など使い勝手の良さから、プラスチックの女王と称されます。後者はナイロン、ポリエステルと並ぶ三大合成繊維の一つです。羊毛に最も近い感触で、シワや虫食いの危険性が低いので重宝されます。他にも樹脂に染料を混ぜたアクリル絵の具なんてのもあり、水溶にも関わらず乾くと耐水性を帯びるのが特徴です。樹脂と繊維の化学式は別物で、開発の経緯も異なります。アクリル樹脂は1934年に工業化が始まり、当初は軍用でした。戦闘機の風防に採用されますが、その有用性から活躍の幅が広まります。一方のアクリル繊維は19世紀末に発見されていたものの、実用に向けて研究が始まるのは1930年代以降です。量産体制が整うのは1950年で、ここから化学繊維の代表格になります。なぜ同じ名前なのかについては、原料のアクリル酸やアクリル基が関わっていたりと複雑です。ややこしいから別名にしてくれよと思ってしまうのは、後世の人間だからなんですかね。

(・ω・) ノリで定着してズルズルって感じかな

【バランス感覚が大事だと分かる】
玄:朱雀さんをプロデュースします。
月:いきなりなんだ。
玄:平たく表現すると、実験台です。
朱:ひどいぶっちゃけがありました~。
黄:薄っぺらい建前を並べるよりマシだけど、
 これはこれで何とも言えないんだよぉ。


【もしかしたら自覚してないかも知れないし】
玄:誰かを売り込む経験を自身に活かす、
 実に合理的な手法です。
黄:初心者がエベレストは自殺行為なんだよぉ。
月:低レベルで魔王に挑むのは無謀だわな。
朱:初のお菓子作りでマカロンは残念になります~。
玄:玄武売名の難易度を、
 三連続で例えなくても良いじゃないですか。


【信仰の対象としては異形が望ましい的な】
玄:天使界隈に倣い、器官を増やすのはどうでしょう。
朱:十万を超える目玉は御勘弁いただければ~。
月:たしか羽にも眼球が詰まってたはず。
黄:実体化したら人気が落ちるんだよぉ。
朱:ニッチな方向に伸びる可能性はありますけど、
 私は御免被ります~。


【育てていかないと後々しんどくなるのよ】
黄:玄武の発想は心もとないんだよぉ。
月:実績的にこんなもんだろ。
玄:トライアンドエラーで成長する訳です。
朱:過程で被害者が出そうですけど~。
月:外科医だって若手に手術させるんだから、
 多少のリスクは織り込み済みと言える。

 逆に玄武が演出してもらえば良い気もしますけど、誰が適任になるんでしょう。真っ先に思い付くのはマモンですが、碌なことになりません。改めて考えると居ない辺り、人材難を感じてしまいます。

2026

0610

 サーターアンダギーと呼ばれる食べ物があります。沖縄に伝わる甘味の一種です。現地の言葉でサーターは砂糖、アンダは油、アギーは揚げるを意味します。小麦粉、卵、砂糖を混ぜ合わせて素揚げする、現代的な感覚だとドーナッツの類です。起源は500年くらい前の琉球王国まで遡ります。当時の中国には開口笑という似た揚げ菓子がありました。交流する中で伝わったのを独自に改良したというのが通説です。但し砂糖は長らく高級品で、庶民が口にするのは沖縄返還以降とされています。形状は丸めるのが一般的です。当然ながら熱で膨張しますが、逃げ場が無いので破れます。その様が笑顔もしくは開花を連想させることから、結納で贈られる程の縁起物です。世間的なドーナッツと同様に、フレーバーは多数の選択肢があります。中でも沖縄名産の黒糖が有名です。独特のコクと相性が良く、県内では白砂糖と二大派閥になっているのだとか。食感に関してもカリカリとふわふわなどで好みが分かれるらしく、イメージほど定型は無いのだそうです。考えてみると関東圏は、どこの家庭でも作る定番のお菓子がありません。郷土の誇りと表現したら大袈裟ですが、近いものがあるのかも知れませんね。

(・ω・) 大阪のタコ焼きは同類になるのかしら

【サンプルが一つだと学説にはならない】
黄:これまで朱雀の体温は七十五度としてきたけど、
 実は違うかも知れないんだよぉ。
月:検温したの一回だけだったか。
白:髪に火が付いたことあるから信じがたい。
朱:比較対象が無いから、
 調べてたところでどうだという話なんですけどね~。


【浪漫と無意味は類義語なので】
月:最新型サーモグラフィーを借りてきた。
白:先代玄武製だったりしないよね。
黄:無駄に自爆装置とか組み込みそうなんだよぉ。
朱:中々の偏見です~。
月:一定の温度を超えたら爆発は面白いけど、
 あまりに出オチすぎて何とも言えんなぁ。


【失敗して学ぶとするには酷い損害】
月:とりあえず、赤い。
黄:使いこなせてないんだよぉ。
朱:ちゃんと説明書を読みましょう~。
月:ポチポチしてりゃなんとかなるもんだ。
白:機材をアホみたいな壊し方する人が居るけど、
 家電感覚なら、さもありなん。


【趣味だから楽しめてる面はある】
白:遠赤外線がとてつもなく多いっぽい。
黄:何で七十五度にしかならないんだよぉ。
月:朱雀だからなぁ。
白:謎が深まるからこそ興味を唆る訳で。
黄:良い感じに捉えてるけど、
 普通の感性してたら発狂待った無しなんだよぉ。

 そういや天照が怒ると太陽が活発化して、酷暑になるなんてネタを書いたことがありました。あの場合、天照自身は発熱しているんでしょうか。だとしたら朱雀なんて目じゃない温度になりますけど、同じ土俵に上げて良いものかは判断しかねます。

2026

0607

 残クレと呼ばれる支払い方法があります。残価設定型クレジットの略です。主に自動車の購入で使われます。残価とは、残存価格です。数年後に予測される買取額を意味します。残クレは売却を前提として新車を入手し、差し引きをローンで返済する手法です。当然ながら、一回当たりの額は安めになります。時期は車検のタイミングである3年、もしくは5年後が一般的です。満了したら予定通り引き取ってもらう、残価を出して買い取る、別の車に乗り換えるの中から選びます。手持ちが少なく、頻繁に買い替えるのであれば選択肢の一つです。一方で、デメリットも多く存在します。まず金利が引いた分ではなく、全体の価格に掛かる点です。普通の自動車ローンより率は高く、総額は増します。また残価自体も落とし穴です。常識的な範囲での経年劣化を想定しているので、使い方が荒かったり事故ると査定に響きます。走行距離が制限されていることもあり、借り物感は否めません。というか名義はディーラーか信販会社だったりします。途中解約が楽ではなく、契約を打ち切ろうとすると予定外の出費になるのも難点です。この様に不利な部分を抱えながらも、利用する方がそれなりに居るとされています。将来的に稼げば、すぐに高級車を乗り回せるのが最大の魅力でしょう。発生する問題は未来の自分に任せるというのも、生き方としては正しいのかも知れません。

(・ω・) 不測の事態で収入が減るケースは考えない

【裏で青龍が傷付いてしまう】
亜:前職が四神で今は高校生兼発明家なんだけど。
黄:情報量が多い自己紹介なんだよぉ。
朱:何が凄いって、三つに関連性がありません~。
亜:一番やる気無かったのが玄武だから辞めた。
黄:その心境を暴露する必要があるのか、
 ちょっくら審議させて欲しいんだよぉ。


【分かり合うって大変だなぁ】
亜:ロボット相手だけど、母でもある。
玄:その件に関しましては、
 育てられている感じがしていません。
真:世間一般ならネグレクトですぅ。
亜:過干渉は独立心を損なうから。
玄:理屈としては正しいのでしょうけど、
 納得できるかを決めるのは子供側ですので。


【発明品は尖りすぎてて需要がね】
亜:もう一つくらい肩書を増やしても良い。
玄:一般的日本人は色々と手を伸ばす方を、
 器用貧乏と捉えるそうですが。
朱:実際に何かしら足りてません~。
黄:最も無難にこなしてたのが玄武なんだから、
 世の中ままならないんだよぉ。


【肝心の庶民が割を食いそう】
亜:義賊とかやってみたいなぁ。
朱:悪人の情報を暴露するとかでしょうか~。
玄:恐喝するイメージが強いです。
黄:換金する手段がそれくらいなんだよぉ。
亜:私なら見返り無しでやるけど、
 後の混乱には責任持てないよ。

 先代玄武がどんな契約を結んでいたか知りませんが、脱サラ的な感じでやりたいことに走る様を羨ましく感じる方も居るでしょう。当人からすると八百年くらい玄武をやってたらしいのでもう良いやって感じなんでしょうけど。楽しい仕事かは適性が大きそうですし、好きにして良い気がしてきました。

2026

0605

 白眉という表現があります。読みはハクビです。文字通り白い眉毛のことですが、例えで使う際はたくさんある中で最も優れている存在を意味します。語源は、中国の故事です。いわゆる三国時代、『馬氏の五常』と称される五人兄弟が居ました。二つ名は馬姓であること、字に常が含まれていることに由来します。彼らは荊州、襄陽の名門一族です。五人とも優秀で、劉備が率いる蜀で活躍します。但し上三人については正史、演義のいずれにも名前が記されていません。判明しているのは四男と推測される馬良、そして五男の馬謖のみです。巷では『馬氏の五常、白眉最も良し』と囁かれます。この白眉とは生まれつき眉に白い毛が混じっていた馬良を指すニックネームです。ざっくり訳すと『馬さん家の五兄弟はみんな凄いけど、馬良は一段上』くらいになります。実際にぽっと出である劉備一派と地元の仲介役を務める、呉との折衝を担当する、内政面で辣腕を振るうなど文官としての才は抜群でした。戦記物の常として、こういった役回りの人材が目立たないのはあるんですけど。何なら『泣いて馬謖を斬る』で知られる弟の方が有名かと思われます。真の人材とは、キラリと光るいぶし銀のようなものなのかも知れませんね。

(・ω・) 潤滑油とか小馬鹿にされるけどメッチャ大事

【人類史の儚さを覚えてしまえ】
亜:近頃は自然に優しい技術が重宝されるらしい。
朱:玄武さんはどうなんでしょう~。
亜:レアな素材は使ってるけど、
 一万年くらいあれば土に還るはず。
玄:そこまで長期的に見たら大抵は問題無さそうで、
 世には億年単位の半減期を持つ元素もありました。


【世間に出して良いのだろうか】
玄:処分時に空気や土壌を汚染しないのが大事です。
黄:言うは易しなんだよぉ。
亜:原子レベルまで分解する方が楽じゃん。
朱:考え方が違います~。
黄:その上で回収できれば究極のエコだけど、
 数世紀は未来のテクノロジーなんだよぉ。


【締結しても気分で引っ繰り返すぞ】
亜:そもそも正常な地球ってのが分かんないけどね。
  四十億年前は死の星だった訳だし。
黄:尺度がおかしいんだよぉ。
朱:明確な基準は必要です~。
玄:決定する会議で時を浪費するのが、
 限りなく正しい人間の気がしてなりません。


【甘やかせば自立心が削がれるのは必定】
玄:いっそ環境を強制的に保持する装置を発明しますか。
朱:力技で解決です~。
黄:改善の努力をしなくなるんだよぉ。
マ:依存しきったところで破壊すればええんか。
亜:私以外にメンテとか無理だろうし、
 わざとじゃなくてもそうなる可能性はあるなぁ。

 エコロジーを語る際は節約やそもそも使わない方に行きがちですが、技術開発も立派な対策です。しかしそれには資金と人的資源が必要な訳でして。稼いで余裕が生まれないと達成できない以上は、計画性が重要になります。
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