忍者ブログ

2025

1031

 ジャン=フランソワ・ミレーという人物が居ます。19世紀に活躍したフランス出身の画家です。後の世でバルビゾン派に分類されます。バルビゾン派とは風景や農村を自然のまま描く面々です。彼らが台頭する少し前は新古典主義が主流でした。これはギリシャ・ローマ時代をリスペクトする考え方です。良くも悪くも荘厳であった為、反動でもっと素朴な絵が描きたくなったのかも知れません。ミレーも若かりし頃は肖像画がメインだったものの、キャリアを重ねて農民画家の肩書が知れ渡ります。1857年、疎い方でも目にしたことがあるであろう『落穂拾い』を発表します。3人の女性が、こぼれ落ちた麦の粒を拾う構図です。一見すると牧歌的なようでいて、僅かな収穫も無駄に出来ない厳しい生活を切り取ったものとされています。当時のフランス上流階級は芸術を高貴な存在と考えていて、題材が下賤なミレーを過小評価しました。結果、社会主義的なメッセージを籠めているなどの誤った認識が蔓延し、本国では批判すらされます。一方、伝統に縛られないアメリカでは価値を認められます。フランスでも晩年に見直されるものの、当初は合衆国が多く所蔵していました。農耕民族である日本人とも親和性があるのか、高い人気を誇っています。山梨県立美術館は70点を保有し、世界有数のミレー美術館として有名です。絵画に限らず創作物は、背景なくして語ることは出来ません。作品だけを見てあーだこーだ言うのは片手落ちなのですが、どれほどの教養が必要になるって話ではあるんですよね。

(・ω・) 情報だけ詰め込むのも違うんだろうけど

【更に地域や年代で細分化される】
月:話の導入に使われる理系学者は多いが、
 文系が稀少なのはどういうことだ。
黄:どんな転がし方するんだよぉ。
月:古文書を発見するとかあるだろ。
黄:それは考古学系じゃないと不自然で、
 利便性がかなり落ちるんだよぉ。


【むしろ居た堪れなくなるから辞めてくれ】
月:世間は理学者が一通り修めてると思ってるよな。
黄:現代の学問は専門性が極まる一方なんだよぉ。
月:雑食の私が時代遅れみたいに。
黄:個性的と言い換えておくんだよぉ。
月:そうやって無理矢理に褒められるのは、
 小学校の頃から変わってないなぁ。


【わざわざ人が入るサイズを特注したらしい】
月:大体の単語は頭に『血の』を付けることで、
 物騒な歴史的事件っぽくなる説を提唱する。
黄:血の電子レンジとか良く分からないんだよぉ。
月:文明の機械化を拒む一団が、
 反対派の粛清に電子レンジを使った惨劇だな。
黄:こじつけ力が試されるというか、
 初手から何でもありなんだよぉ。


【不謹慎論者が噛み付きかねない案件だ】
黄:血のブラッディマリーとかどうなるんだよぉ。
月:あのカクテル自体がプロテスタントを惨殺した、
 メアリー一世が元ネタな件。
黄:知りたくなかった豆知識なんだよぉ。
月:日常に潜む恐怖こそ、
 我々を心から震え上がらせてくれるのである。

 世界史には、ブラディサンデーと呼ばれる事件が幾つも登場します。一週間はいつだって7日なのに、やたらと日曜日だけ多いようです。休みだと悲劇性が強調されるからでしょうか。AIさんが言うにはキリスト教的に重要な日だからだそうですけど、本当かは分かりません。
PR
Post your Comment
Name:
Title:
Font:
Mail:
URL:
Comment:
Pass: Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
10 2025/11 12
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
フリーエリア
最新コメント
[09/14 taka]
[09/10 美綾]
[09/10 taka]
[09/01 美綾]
[08/31 taka]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
自己紹介:
バーコード
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]
* Template by TMP